どうも。もーりーです。大企業からベンチャーへ転職する時、本当に大丈夫なんだろうかと不安になってしまいませんか。
勉強を頑張り、学歴を積み上げ、エリート街道を手にしつつある自分にとって、その過去を捨てるのには勇気がいりますよね。私も転職までに入社から6年かかっていますし、大企業から抜け出すまでブルブル震えていました。
そんな私が、大企業からベンチャーへ転職した経験談を踏まえ、行動してみて実際どうだったのかをお伝えしようと思います。
ベンチャーを選択した動機
そもそも、私自身がなぜ大企業から一転、ベンチャーへの転職を志したのか。
実はきっかけがありまして、それは入社2年目で合コンへ行った時の同期のふとした一言でした。

俺らって大企業にいるけど、俺らが凄いんじゃなくて会社が凄いんだよな。

おおおお!!たしかにーーーー!!!
これ、24歳の自分には結構心にグサッと刺さったんですよね。
この頃、大企業に所属する自分に酔っていて、自分は凄いみたいな勘違いを起こしていました。
そんな自分が嫌なんだけど、大企業特有の温室状態から抜け出せない状況になっていました。
もともとメンタルが弱かったものの、それを克服したのがちょうど24歳。
人生大逆転しようと張り切っていた時に、同期からの金言をもらったわけです。
この瞬間から、「会社の看板なしで、自分の実力を試したい」と思うようになりました。
そうなると、大企業ではダメ。名もないベンチャーで勝負するしかない!という思考になりました。
大企業からベンチャーへ転職して感じた5つの後悔
では、実際にベンチャーに転職してみてどうだったのか。
ぶっちゃけ、後悔していることも結構あるんじゃないの?と思いませんか?
そこで今回は、ベンチャーに転職して後悔した私の経験談をまとめてみたいと思います。
減収へのリスクヘッジ
これは結構見落としがちなんですけど、ベンチャーに転職すると一時的に年収が減ります。
契約条件によるので、全ての転職がそうとは限らないのですが、9割以上は減収になるでしょう。
大企業にいる時は気づかないのですが、相当恵まれた労働条件になっているんですよね。
具体的には、家賃補助・残業代・大都市手当・その他手当のことで、残念ながらベンチャーには皆無な制度です。
私は大企業を脱出した後、50万円くらい借金してネパールに旅をしたので、貯金マイナスで転職しました。
生活水準を落とさないままの転職だったので、お金がカツカツで苦労したのを覚えています。
もし大企業からベンチャーに転職するなら、ある程度の貯蓄と金銭管理にはシビアになることをオススメします。
ただし、ベンチャーでしっかり仕事を頑張れば年収は確実にV字回復します。
私も30歳を超えたあたりから収入が上がってきて、大企業の同期に追いつく勢いになりました。
詳しくは、20代で大企業からベンチャーに転職したら、5年で年収V字回復したという記事に書いています。
ぜひ参考にしてみてください。

最初は減収になるから注意!けど、後で年収は上がっていくよ♪
大企業での消化不良感
大企業を6年目で辞めてから思ったのが、大企業で100%やり切った感がなかったことです。
私は3年間の人事業務、2年8ヶ月間の物流業務をやったのですが、築いた実績はなし。
そこそこ頑張ってはいたと思うのですが、やり切った感はなく消化不良のまま退職したんですね。
ベンチャーに転職した後悔というより、大企業を辞める時の後悔かなと思います。
大企業って、初めて役職につけるのが30歳くらいですから、実績がないのは仕方ないですけど。
それでも、与えられた仕事を完全にやり切ったと言えるほどではなく、そこが心残りでしたね。

大企業辞めるのはOK!だけど、きっちりやり切ってから辞めよう!
3年早く転職できていた
これもベンチャーへの転職の後悔というより、転職のタイミングに対する後悔ですね。
20代の10年って、人生の中で最も重要な期間であり、一番成長できるタイミングだと思うんです。
それなのに、私が転職を決断できたのは28歳でした。
そもそも転職を考えたのは、先ほどご紹介の合コンがあった25歳の時でした。
そこから3年間悩みに悩んでしまったのですが、貴重な20代の3年間行動できなかったのは後悔。
ツイートもしたのですが、20代はやりたいことを全部やってみるのが正解だと思うんです。
20代が大事!20代が大事!
ずっと言われてきたけど、本当だった。極論、20代はやりたいことは全部挑戦すればいい。全部失敗したとしても、30代で一気にそれが開花する。
本当の失敗とは、20代で何も動かないこと。その時は失敗と分からないけど、30代からの伸びしろはない。
20代よ、とにかく動け!
— TM@V字キャリア (@Mouri85T) November 18, 2018
もっと早く転職できていたよな〜というのが、少しばかり後悔しています。

20代はとにかく行動。スキルと経験を獲得すべし。30代で花開くから♪
海外研修ももっと受講すべきだった
大企業の一番良いところは、社員研修に莫大なコストをかけてくれるところです。
この研修をもっと活用して、ベンチャーでは不可能な海外研修に行けばよかったなと思います。
大企業というのは、そもそも終身雇用を前提とした人材採用をやっています。
したがって、社員をじっくり育てるミッションが根付いているので、社員研修にはかなりお金をかけてくれるのです。
どうせなら、20代のうちに研修制度を活用しまくっておけば良かったな〜と思いました。
ちなみに気づかない人が多いんですけど、大企業って20代しか転職市場の価値ないんですよ。
入社3年目くらいまでは優秀な人材なんですけど、4年目くらいから徐々に自己成長が消えます。
そして30歳を迎える頃には、ベンチャーでバリバリやってきた人材の方が転職有利になります。
大企業社員は20代しか市場価値がないという記事にも詳しく書いているので、読んでみてください。

大企業に在籍している間は、とにかく活用できる制度を使い切ろう!
優秀な転職エージェントを選択すべきだった
ネパール一人旅から帰ってきて、たまたま先輩に出会いベンチャーへ引っ張ってもらいました。
それはそれで感謝しているのですが、優秀な転職エージェントを活用すればもっと良かったなと思います。
社長も先輩も知り合いだったので、その縁で働かせてもらいましたが、労働条件はもっと良くできたなと感じています。
その頃は、「どこでも良いからベンチャーで働きたい」と思っていたので、判断できなかったのが原因ですね。
ちなみに、私が実際に調査した中で優秀なエージェントは、dodaかリクルートエージェントです。
この二つのサービスは、対応力や求人数などトータルでレベルが高かったのでオススメですね。
エージェント選びって実はかなり重要で、この選択を間違えると転職は失敗します。
エージェント選びについては、転職で失敗しないエージェント選び5つのポイントで詳しく書いているので、参考にしてくださいね。

優秀な転職エージェントで転職するのがベスト。dodaかリクルートエージェントがオススメです♪
結論、本気の後悔は1つもなかった
「あれ、ベンチャーへ転職したことの後悔、あんまり書いてなくない?」
鋭い方はそう思われたかもしれませんが。

さすが!そのとおり!!
大企業からベンチャーへ転職したことの後悔は、1つもありません。
後悔があるのは、転職前にやれたことに対してであり、転職したことは100%正解でした。
確かに一時的に減収になったし、労働条件があまり良くなかったです。
でも、大企業から脱出したことで、急激に自己成長できたので大成功だったと思っています。
28歳のあの時、恐怖感に負けて大企業に残っていたらと思うと、逆にゾッとします笑。
もしあなたが、ベンチャーへの転職に恐怖感を抱いているのなら、それは幻想です。
そもそも行動しないと結論出ないですし、行動しない後悔ほど辛いものはないですから。
大企業が安泰なんて時代はとっくの昔に終わっていますし、サクサクベンチャーへ行くべきですね。
この記事が、あなたの背中を押してあげられる手助けになれば幸いです。