どーも。もーりーです。新卒で入社して数年ほど働けば、そろそろ転職したいな〜って思いますよね。でも、今の職場を辞めるのは逃げなんじゃないか、もっとできるんじゃないかとも思いがちです。
今回は、20代のうちに転職するなら何回がベストなのかを検証してみようと思います。これから転職を考えている人の、参考になればと思います。
転職市場での20代の転職平均回数
そもそも、20代って平均どれくらい転職をしているんだろう。
素朴な疑問があったので、そこから検証をスタートしてみようと思います。
業界最大手のリクナビNEXTの会員データから、2017年に抽出したものだそうですが、驚きです。
転職を経験していない20代は76%もいるって、このご時世でも動かない人が圧倒的に多いんですね。
データから20代の平均転職回数を割り出してみると、0.34回でした。
20代で転職をした時点で、行動力ある少数派に仲間入りできるっていうわけです。楽勝ですね。
ただ30代になると、転職ゼロが47%に一気に減っています。
初転職が30代っていう人が多いということですが、社会人経験長く積んでから初転職って結構辛いですよ。。
人の思考回路は環境に支配されてしまいますから、前職の変な常識やプライドが邪魔します。
30歳で初転職だったと仮定しても、高卒なら12年、大卒なら8年、院卒なら6年も同じ会社に在籍していた計算ですから。
ちなみに、リクナビNEXTのデータではなく、日経キャリアのデータも掲載します。
こちらも、転職経験がない20代が63%という数字になっていますね。
若干データの開きはあるものの、平均転職回数0.64回という低さは変わらずです。
結論、世の中の20代は60%以上は転職回数ゼロ、平均転職回数も1以下ということです。
この時点で、結構意外なデータだなあという印象を持っちゃうんじゃないでしょうか。
20代の転職回数の影響力
転職しない20代がまだまだ多いのが現状ですが、転職回数が多いことはダメなのでしょうか。
ここでは、転職回数についてのデータと私なりの考察を書いていこうかなと思います。
まずは、パーソルキャリアのdodaにあったデータをご覧ください。
先に結論だけお伝えしておくと、転職回数の影響は以下の通りです。
1.転職2回以上経験したら、次の転職成功率は低くなる
2.技術系の転職は、回数によらず需要が高い
1.転職回数3回目から成功率が下がる
どうやら、転職回数が2回を超えてくると、企業側も警戒するようです。
「こいつ、うちの会社入ってもまたすぐ転職するんじゃないか??」
1つの会社の在籍期間が短ければ、人事にそう思われても仕方がないですよね。
確かにデータ的には、転職を2回経験している20代は、次の転職成功率が下がっています。
しかし私の経験からいえば、転職先の会社規模によって成功率に差があると思います。
転職回数が多いことのデメリットは「人材流出リスク」ですが、「即戦力」「幅広い知識」というメリットもありますよね。
簡単にいえば、幅広い知識を持った即戦力社員を求めている会社なら成功率は上がります。
特にベンチャー企業や中小企業メインになると思いますが、終身雇用を前提にしない会社だと採用されやすいと思います。
2.技術系は転職しやすいのが現状
今一番需要があると言って良い職種といえば、エンジニア系ではないでしょうか。
営業マンはノウハウや知識がなくてもできるので、正直誰でもなれますが、エンジニアは違う。
知識と経験がないとそもそも仕事にならないので、転職市場でもかなり需要があります。
将来的にAIに取って代わる可能性は確かにありますが、目先の需要はかなり高いです。
したがって、転職回数に関係なく、エンジニア系人材はどんどん転職が決まりますよ。
今20代の人で、就職もしくは転職したいという人は、ぜひエンジニアにキャリアチェンジすると良いと思います。
ゆくゆくはフリーランスの道もありますし、案件によっては高い報酬を受け取れるかもしれません。
20代で転職した私の経験談から結論
では、私の経験上、20代の転職回数は何回が良いのかをお伝えしたいと思います。
結論からいえば、20代の転職は2回がベストだと思っています(ゼロは論外)。
ここでは、そう思う3つの理由を詳しくお伝えしようと思います。
1.将来、自分の戦うべき場所を把握できる
なぜ転職回数が2回なのかといえば、20代のうちに大企業・中小企業・ベンチャー全てを経験すべきだと考えているからです。
なので、3つの職場はそれぞれの企業規模で働ければベストだと思います。
20代は頭が柔らかくて常識もないので、社会人生活で一番成長できる期間だと思っています。
私自身、28歳で初めて転職したので転職は1回だけでしたが、30代前半で大中小ベンチャーを経験。
この3つの企業規模で働くことで、自分が一番実力を発揮できる環境が分かったのです。
ちなみに私は、大企業はまるっきりダメで、ベンチャー企業気質でした。
2.3年で転職を繰り返せば転職2回となる
私は、1つの職場で働く期間は基本的に3年くらいがベストだと考えています。
大卒もしくは院卒を想定すると、22歳か24歳から就職なので、20代で2回できますよね。
もちろん、最高の職場に巡り会えば転職しなくていいですが、ベストは3年に1回です。
20代では、年収アップを追い求めた転職ではなく、経験値アップが良いかと考えています。
たくさん仕事や職場やポジションを経験して、30代で一気にキャリアアップすれば良いのです。
30代で飛躍するには、20代の経験値がカギになってきますので、とことん経験を積むことです。
3.一番バランスが良いのが2回
データでもあったとおり、20代での転職3回目からは企業の評価が落ちてしまいます。
これは、人材流出を懸念されてのものですが、1職場3年働けばその懸念も解消されます。
3年しっかり働いて、転職経験もできたとしたら、結果的に2回がベストになります。
少し将来的な話ですが、30代での転職となった場合も、当然経歴書を書きます。
その時に、20代に何をどれだけ経験してきたのかを入念にチェックされます。
もしそこにマイナス面があると、ダメではないけど余計な疑いをかけられるので面倒なのです。
転職時の会社選びやキャリアチェンジは、思い切って行動に移して良いと思っています。
ただし、勤務期間が極端に短かかったり、転職が多かったりという経歴は作らない方が良いでしょう。
【結論】20代の最適な転職回数は2回である
結論をいうと、転職市場のデータと私の経験から、20代の転職は2回がベストです。
自分自身の経験や経歴的にも、企業からの評価的にも、2回転職すればバッチリではないでしょうか。
データ部門でも紹介したとおり、20代の60%以上が転職経験がないのが現状です。
1回でも転職することで、周りの20代と一気に差をつけることができるのでオススメです。
転職で失敗したくないという人も多いと思うので、その場合はこちらを見て準備してくださいね。
まとめ
転職は、最初の1回目が一番緊張するし、不安だし、勇気がいります(なんでもそうですが)。
今の世の中、転職経験もない人材はかなり市場価値下がりますし、終身雇用なんてないです。
動きたいと思ったら必ず動くクセをつけることが大事だし、その姿勢は他の分野でも活きます。
なお、転職すると決断した時には、退職の手続きもしっかり準備する必要があります。
立つ鳥跡を濁さず、職場の方々にも応援してもらえるようスムーズに辞めるようにしましょうね。
その辺りも、別の記事でご紹介しているので、ぜひ活用してもらえたら嬉しいです。