大企業就職できたけど辞めたくて悩んでいる。。
辞めたい理由とその解決策を知りたい!
実際に辞めた人の体験談を知りたい!
このような悩みや不安を抱えている人に向けて、私の体験談をもとに有益な情報をお届けします。
この記事を読めば、あなたがなぜ大企業を辞めたいのか、その理由と解決策を理解することができます。
私自身、28歳で大企業を辞めたのですが、今回紹介する辞めたい理由を全て抱えていましたし、解決策も実践してきました。
これからどう考えて行動すべきか、この記事からヒントを掴み取っていただけたら嬉しいなと思います。
目次
大企業を辞めたいと感じる8つの理由
いくら有名な大企業で勤めていたとしても、辞めたくなりますよね。
高学歴の肩書きを背負い、必死で就活を頑張ってようやく掴んだ大企業ゆえに、辞めるのにはかなりの勇気が必要です。
そこでまずは、なぜ大企業は辞めたくなるのか10の理由をご紹介したいと思います。
大企業を辞めたくなる10の理由
- 裁量が小さい
- 不規則な転勤
- 飲み会が面倒
- ワクワクがない
- 社内文化が昭和
- 憧れの先輩がいない
- 個人の意見が通らない
- 自分の実力を試したい
- 仕事のスピードが遅い
- 最新トレンドを扱いたい
裁量が少ない
大企業の特徴の1つですが、社員1人の持つ裁量はめちゃくちゃ小さいです。
なぜ小さいかというと、役職の数が多く権限が分散してしまうからです。
例えば、私が所属していた大企業の組織はこんな感じでした。
社長→役員→部長→副部長→課長→係長→チームリーダー→先輩→自分
20代の僕には裁量などほぼなく、初めて権限が与えられるチームリーダーで30代前半。
40歳前後でようやく課長になれますが、部署の方針決定には部長の決裁が必要なので裁量は小さい。
となると、自分で意思決定して仕事を進めるのは大企業ではかなり厳しいのが現実。
個々の価値観で違いがありますが、裁量がないと仕事の充実度は高まらないです。
ちなみにスタートアップ・ベンチャーなら、20代から裁量を持って仕事ができます。
若いうちから責任ある仕事をやって、成長と充実感を得たい方は大企業は不向きかもしれません。
不規則な転勤
大企業は全国・全世界への転勤の可能性があります。
ゆえに、自分で自分の住む場所や働く場所を決められないとも言えます。
私も大企業に約6年ほど勤務していましたが、職歴は以下のとおりです。
6年間の職歴
1ヶ月目:横浜で新入社員研修
2ヶ月目:山口県の工場へ配属
2年目:人事部へ突然異動で東京へ
3年目:人事部内でチーム変更
4年目:人事部から物流部へ異動
5年目:物流部内でチーム変更
7年目:韓国駐在予定だった
単純な話ですが、自分の好きな場所・仕事を選べないってキツくないですか。
もちろん全国転勤があることは承知で入社しましたけど、違和感を拭いきれませんでしたし、転勤命令にNOが言えないのも不思議でした。
ただ残念なことに、大企業の社員は「なんでも屋」なので、色んな場所や部署への転勤が起こります。
個人の力では変えられない制度なので、職場を変えるという選択肢を持つのは当然だと思います。
飲み会が面倒
大企業(特に日系)は、上司や先輩や同期との飲み会が多くて面倒と感じる人も多いはず。
私の経験上、大企業は内向きな人付き合いが中心なので、身内での飲み会が増える傾向にあります。
ベンチャーや外資系企業と比較して、具体的にこんな点が違います。
ベンチャーや外資との比較
2次会は基本なし
飲み会文化がない
席次を作る必要がない
上座や下座の概念ない
愚痴や説教のシーンなし
お酒の注文は確実好きなペース
私自身、大企業特有の飲み会文化が好きになれなくて、1年目の途中から誘いを断り始めました。
そのおかげで、読書や自己投資の時間を確保できたので、基礎能力を高めることに成功しました。
古くからある飲み会文化は、ずっと働き続ける上でしんどいと感じる人も多いと思います。
ワクワクがない
大企業の仕事内容は、ワクワクを感じるシーンが非常に少ないです。
なぜなら、新規事業の数自体が少なく、自分自身も携われることがほとんどないからです。
これは、すでに事業自体が完成形に近いからです。
長い年月かけて先輩方が事業を作り上げたおかげで、既存事業を回すだけでOKという環境にあります。
その分、ルーチンワークや事務作業が仕事の中心になってしまうので、ワクワクを感じることはないです。
社内が昭和・平成文化
令和の時代になっても、昭和・平成文化が色濃く残っています。
社風もそうですが、社員自体も昔の考え方の人が多いので、トレンド好きな人には窮屈でしょう。
私が大企業にいた2010年代は、朝イチでスポーツ新聞広げて読んでるオジサンがたくさんいました。
スーツもダボダボ、髪もボサボサ、お腹もボヨボヨ、毎日飲み会三昧の日々、、、笑
「まだ昭和かな?」と勘違いしてしまう環境で、結構拒否反応が強かった記憶です。
個人的に古いと感じたのは、SNSを利用している人が圧倒的に少なかったことです。
Twitter・facebook・Instagramなど、アカウントすら持っていない人が9割以上だったのが衝撃でした。
SNSは世の中のトレンドやビジネスの情報を得られるツールなのに、誰も活用していないのはマズイ。。
情報のアンテナが低い分、社内会議や商談も活性化されないので、自分自身も危機感を持っていました。
憧れの先輩がいない
これは非常に重要なポイントなんですが、憧れの先輩がいないと結構厳しいです。
なぜなら、職場の先輩方の姿が自分の将来的な姿となるからです。
環境の力は思っているより強力で、自分の意志よりも圧倒的な影響力を持っています。
私の感覚的には「環境>>>>意志」のイメージで、それだけ身を置く環境は大事なのです。
日本で生まれ育てば日本語が自然と身につくように、環境で人の将来は決まってきます。
なので、憧れの先輩がいないから辞めたいというのは、案外的を射た理由と言えます。
私も先輩に憧れがいなかったですし、大企業を辞める理由の1つとなったのは間違いないです。
個人の意見が通らない
大企業はトップダウン型の組織なので、個人の意見が反映されにくいと言えるでしょう。
また組織自体が巨大なので、一個人の意見ではなかなか変化することはできません。
自分の意見が反映されないと、だんだん仕事が事務的かつ受動的になってしまいます。
やがて、自分の意見がない会社の歯車になるのがオチなので、危機感は持っておいた方が良いです。
大企業の場合「役職につく」こと以外に方法はないです。
しかしながら、初めて管理職になるのが40歳くらいですし、管理職になれない可能性もあります。
そう考えると、自分の考えを仕事に生かしたいなら、転職して職を変えるのが良いと言えますね。
自分の実力を試したい
非常にポジティブな理由ですが、自分自身の力試しをしたいというもの。
私が大企業を辞めた最大のきっかけですが、生身の自分でどこまでやれるか挑戦したいんですよね。
例えば、トヨタ自動車・ソニー・三菱商事など、有名ブランドで営業職として働いているとしましょう。
あなたが担当する取引先と商談・成約となった時、自分の実力だと胸を張って言い切れますか?
会社の看板がない無名企業だったとしても、商談を上手くまとめることができたでしょうか??
私は正直こう思っていましたし、営業と言ってもほぼ殿様営業でした。
企業の看板を外し、自分自身の力を磨きたい!という人は、大企業を辞める大きな理由となります。
仕事のスピードが遅い
仕事の意思決定までのスピードが、大企業は特に遅いと感じます。
なぜなら、決裁が下るまでのプロセスが長くてハードルが高いからです。
なぜ決裁まで時間も労力も必要かというと、大企業特有の理由があるからです。
決裁のハードルが高い理由
決裁に関わる人が多い(係長〜役員で5名ほど)
決裁が必要な仕事は慎重で時間をかける
大企業は1つの仕事のリスクが大きい
大きな組織ゆえに、1つの仕事に多くの人が関わり、そして慎重に進める傾向があります。
一方で、ベンチャー場合失敗のリスクは小さいので、スピード重視でドンドン決裁されます。
スピード感の面では大企業は相当遅いので、意欲ある人は辞めたくなるかもしれませんね。
最新トレンドを扱いたい
古い時代から続く事業がメインなので、大企業はトレンドに沿った仕事ができません。
なので、トレンドに敏感だったり、トレンド自体を生み出したいという人には物足りないでしょう。
具体的にトレンドとはどんなものかというと、令和初期だとザッとこんな感じです。
令和初期のトレンド
AI事業
eスポーツ
SaaS事業
ドローン事業
暗号通貨・仮想通貨
大企業に機動力はないので、最新トレンドに合わせて事業を展開していくことは不可能。
時代の変化に沿って仕事も変えていきたい!という方は、働く環境を変える必要があるでしょう。
以上、大企業辞めたいな〜と感じる理由について、項目をピックアップしてみました。
すべて私が体験した内容ですので、大企業勤務でモヤモヤしている人はぜひチェックしてくださいね。
大企業辞めたい問題を解決する5つの方法
大企業を辞めたい理由は知っていただけたと思いますが、どうやって解決すればよいのでしょうか。
私自身の経験も踏まえて、具体的な方法を5つご紹介していこうと思います。
大企業辞めたい問題の解決法
- 読書と自己投資
- 副業に挑戦する
- 社外の人と交流する
- 社内の異動願を出す
- 転職エージェントに相談する
読書と自己投資
今すぐできる最も良い方法は、自分自身をコツコツ成長させることです。
自分がレベルアップすることで、仕事の裁量や発言力を大きくすることができます。
私も入社2年目くらいの頃、現状打破のためアフターファイブを自己投資に充ててました。
読書:自己啓発系・実務に関する専門知識が書かれた本
自己投資:スポーツジム・メンタルトレーニング・瞑想等
ちなみにですが、大企業の社員は自己投資に時間もお金も使う人は多くありません。
飲み会・ゴルフ・サークル活動に費やしがちなので、同僚に差をつけるチャンスでもあります。
入社してからが本当の勝負なので、コツコツと時間をかけて自分磨きをすることをオススメします。
社外の人と交流する
社外の人材と交流すると、知見も視野も一気に広がるのでオススメです。
他社の情報を聞くとワクワクしますし、今働いている会社良し悪しを客観的に判断できます。
ケーススタディ
例えばあなたが、年収500万円・独身寮・年2回ボーナス・残業月20時間だとしましょう。
一方同い年のベンチャー勤務者は、年収800万円・家賃補助なし・ボーナスなし・残業月100時間。
「年収」だけ見ればベンチャーに魅力を感じますが、その他の待遇は今の方が恵まれてますよね。
このように、他社の情報をたくさんインプットすると、今の自分の置かれた環境が浮き彫りになります。
また、色んな人の考え方やアイデアを取り入れることで、会社に還元することも可能です。
これは割と簡単で、Twitter・facebook・LinkedInなどのSNSを活用すればすぐに繋がれます。
詳しい活用方法はまた別途紹介しますが、オンラインで繋がった後オフラインで会うというのが王道。
その中でも私がオススメしたいのは「yenta」というビジネスマッチングアプリです。
カジュアルに会ってサクッと情報交換できるので、手間も時間もかからず使える優良サービス。
色んな企業のビジネスマンが登録していて、お互いマッチングしたら会話することができます。
これをきっかけにヘッドハンティングされる可能性もありますし、無料で使える便利ツールです。
私自身もこのアプリを使って色んな人と会いましたし、ぜひ一度使ってみてくださいね。
副業に挑戦する
自分の実力を試したい!新しいことに挑戦したい!という人は、副業をやると良いです。
副業なら自分がやりたいことを選べますし、自分でお金を稼ぐ感覚も身につけられます。
私自身、入社3年目くらいから副業に取り組むようになり、本業と副業を両立させていました。
こう思う人も、結構多いんじゃないでしょうか。
しかし私の認識でいえば「会社に悪影響を及ぼさない限り大丈夫」と理解してOKです。
理由は少し難しいのですが、日本では憲法で職業選択の自由が認められているので、業務時間外で副業をやることは可能なのです。
ただし、以下4つに該当するような副業は避けるべきなので注意しましょう。
避けるべき副業
本業に支障が出るもの(睡眠不足・遅刻欠席が増える等)
会社の信用を落とすような行為(ステマ・MLM等)
会社の情報漏洩で不利益を生む行為
同業他社での副業行為
常識的に考えればわかると思いますが、上記の項目に該当するような副業はやめましょう。
それがクリアできるのなら、今の時代副業はたくさんあるので積極的に挑戦すべきですね。
異動願を出す
上記3つの解決策は「自分でできる内容」でしたが、異動願のカードは持っておくべきです。
なぜなら、大企業は自分一人では解決できないことの方が圧倒的に多いので、環境を変える方が得策なシーンがたくさんあるからです。
具体的にどういう場合に異動願を出すべきかというと、以下のとおりです。
異動願を出すべきシーン
自分の行きたい部署ややりたいことが明確
上司との人間関係で仕事に支障が出ている
上司からセクハラやパワハラを受けている
ポジティブな理由なら、行きたい部署とその理由をきちんと説明できるようにしましょう。
ネガティブな理由なら、なぜ部署異動したいのかを相手や人事に伝える努力が必要になります。
私は入社1年目から、ポジティブな理由で「営業職」への異動願をずっと出していました。
自分の性格的に営業が一番良いと思っていたからですが、6年間無視されたので退職しました。
異動願を出すと、こういう発言をする人が必ず出現するのですが、フル無視でOKです。
私の経験上、環境が変わればパフォーマンスは劇変するので、積極的に働く場所を変えて良いです。
ドンドン行動を起こして、自分が求める環境を手に入れる努力をしていくことが大事です。
転職エージェントに相談する
今の会社では解決できないような悩みであれば、転職エージェントに相談することをオススメします。
理由は単純なのですが、今の会社で解決できないのなら会社を変える努力をした方が良いからです。
例えばですが、以下のようなパターンが挙げられます。
20代で年収1000万円突破したい→給与規定上、大企業では難しい
成長領域のSaaS・AI・メタバースに挑戦したい→大企業にいたら一生できない
将来的に起業したい→小さなベンチャーで経営を学んだ方が効果的
大企業にいると実現できないことはたくさんあります。
じゃあどんな会社だったら実現できるのか?を調べるために、転職エージェントを活用するのです。
これに関しては、あなたの現在の待遇や転職の希望条件によって変わります。
転職エージェントの選び方については、こちらの記事でまとめているのでご確認ください。
【厳選】転職で役立ったおすすめエージェント6選とサービス3選
全て無料で使えるサービスなので、まずはお気軽に登録してみると良いでしょう。
まとめ
以上、大企業を辞めたい理由と解決策を具体的にご紹介してきました。
私自身も体験してきた悩みですし、簡単には解決できないことも多いのですが、同じ悩みを抱えている人に少しでも参考になればと思います。
では最後におさらいしておきましょう。
まとめ
大企業を辞めたくなる10の理由
- 裁量が小さい
- 不規則な転勤
- 飲み会が面倒
- ワクワクがない
- 社内文化が昭和
- 憧れの先輩がいない
- 個人の意見が通らない
- 自分の実力を試したい
- 仕事のスピードが遅い
- 最新トレンドを扱いたい
大企業辞めたい問題を解決する5つの方法
- 読書と自己投資
- 副業に挑戦する
- 社外の人と交流する
- 社内の異動願を出す
- 転職エージェントに相談する
大企業を辞めたいと思う気持ちは痛いほど理解できますが、行動なくして解決はないです。
失敗してもいいから、今回ご紹介した5つの解決策をぜひ実践してみてほしいと思っています。
何も変わらない現状を憂うのではなく、解決に向けた行動を起こすことが最も大事なのです。
ぜひあなたのお力になれればと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!