大企業からの転職で未経験分野に挑戦するのはどう?
未経験に挑戦するなら、どの職種がおすすめですか?
未経験への転職の際に利用すべきエージェントは?
こんな疑問や悩みを抱えている人に向けて、記事を書いています。
この記事を読めば、大企業から未経験分野に転職するヒントを掴み、挑戦できるようになります。
私自身、新卒で大手石油会社に就職した後、全く未経験の不動産ベンチャーに転職した経験があります。
ニート・派遣社員を経て、外資系企業でトップセールスを獲得するにまで至りましたが、その実体験を踏まえた内容を書いています。
大手企業からの転職を考えている人は必見ですので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
大企業から未経験分野への転職は可能
まず初めに、大企業から未経験な分野へ転職するのは果たして可能なのでしょうか。
結論から言うと、業界・職種ともに未経験にトライするのは全く問題ないです。
理由は、大手人材はやっぱり優秀だからです。
大企業出身者は『業界・職種ともに未経験でも転職OK』で、理由はやっぱり優秀だから。地頭と大手で鍛えた基礎能力があるから、何やっても平均以上の結果を出せるんですよね。ただ30代以降は別。大企業病に汚染されつつある年齢なので、事故る可能性あり。業界・職種どっちかを固定した方が安全やね。
— もーりー@V字キャリア論 (@Mouri85T) April 30, 2022
大きな企業出身の人は、地頭の良さと高い基礎能力を持っているので、未経験でも活躍しやすい。
最初は文化やルールの違いに戸惑うと思いますが、慣れれば人並み以上の結果は残せるでしょう。
おすすめの職種はこのあと紹介しますが、3つのポイントを満たす仕事を選ぶと良いです。
好きなこと
得意なこと
需要があること
私の場合、こんな感じです。
好きなこと:お金、自由、実力主義、人との会話
得意なこと:考えるより行動、数字、聞く力
需要があること:IT・SaaS・AI・SNS
この自己分析から、外資系のIT業界の営業職を選択するに至り、充実したビジネスライフになっています。
未経験分野に挑戦する場合、好き・得意・需要を意識して職選びすると、より理想に近い仕事に出会えることでしょう。
注意ポイント
30代からは慎重な判断が必要です。業界・業種ともに未経験の分野は失敗のリスクが高いので、どちらか一方は固定して職探しをしたほうが賢明です。
未経験で挑戦をおすすめする3つの職種
大企業から未経験に挑戦する場合、おすすめしたい職種は以下の3つです。
未経験のおすすめ職種3選
- 営業職
- 販売職
- ITエンジニア職
なぜこの4つがおすすめなのか、具体的に解説していきます。
営業職
営業職がおすすめな理由
マニュアルや知識が不要
誰でも成果を出しやすい
コミュ力を鍛えられる
インセンティブ制度がある
マニュアルや知識が不要
営業職は必要な知識やマニュアルが存在しないので、未経験でも挑戦しやすいです。
「こうすれば売れる!」という法則はなく、営業経験を積む中で独自のスキルが身につきます。
ちなみに、営業で必要になってくる能力は以下4つと言われています。
コミュニケーション能力
ロジカルシンキング
ストレス耐性能力
問題解決能力
確かに営業に必要な能力ではありますが、特別なスキルではありませんよね。
新しいことに挑戦したいけど特別な能力がないという未経験者にはもってこいの職種です。
誰でも成果を出しやすい
意外かもしれませんが、営業職は努力すれば誰でも成果を出せると思っています。
なぜなら、自分の強みや性格に合った営業スタイルで勝負することができるからです。
例えばですが、具体的に以下のような営業スタイルがあります。
PUSH型:力強く自社製品をアピールする方法
PULL型:顧客第一で最適なプランを提案する方法
データ型:客観的な数字をもとに説得する方法
代表的なものを記載していますが、自分自身が一番やりやすい方法を選ぶことができます。
ハマれば営業成績をグンと伸ばすことができるので、向き・不向きが少ない職種だと思います。
コミュ力を鍛えられる
営業は人との会話がかなり増えるので、コミュニケーション力を鍛えることができます。
コミュ力はどんな仕事でも必須の能力で、商談だけでなく上司・部署・同僚との関係構築でも大切。
営業職に転職すれば、仕事をすればするほどコミュ力が伸びるので一石二鳥です。
コミュニケーション力は、苦手な人でも鍛えれば上達するので問題ないです。
実際、私自身もともとコミュ障で、人の目を見ながら話をすることが無理なタイプでした。
そこから営業職に挑戦し、初めましての方とも余裕で会話できるようになりました。
今現在のレベルにかかわらず、営業職へ挑戦すればコミュニケーションスキルは上達しますよ。
インセンティブ制度がある
個人的に営業職の一番の魅力なのが、インセンティブ制度です。
別名「成果給」と言いますが、自分の成績に応じてボーナスを貰えるシステムのことです。
このあとご紹介する販売職も同様ですが、頑張れば収入を大きく伸ばすことができます。
業界や企業規模によって違いはありますが、私自身は年間300万円以上のインセンティブがあります。
私の所属する外資系IT企業は、インセンティブが大きい傾向にあるので魅力的だなと感じています。
日系大手企業にはなかなかない制度なので、自分の力で稼ぎたい人はおすすめですね。
販売職
販売職がおすすめな理由
知識や経験が不要
人手不足の業界が多い
実力次第で大きく稼げる
知識や経験が不要
営業職と同じなんですが、販売職も知識や経験が特になくても活躍できます。
したがって、未経験でも参入しやすい職種と言えるので、ゼロから挑戦することができます。
「商品を売る」という点は一緒なんですが、違いはこんな感じです。
営業職:新しい顧客に対して提案を行って売り上げを上げる仕事
販売職:訪問した顧客に対して商品を販売していく仕事
販売職は、営業職よりもより現場に近い仕事となります。
具体的には「飲食店・不動産賃貸・携帯販売・アパレル・生命保険」のような仕事のイメージです。
未経験のハードルは低い職種なので、営業職よりも手軽にスタートを切れるでしょう。
人手不足の業界が多い
人材の回転が早いので、慢性的に人手不足になっている業界が多くなっています。
ゆえに、未経験でも応募すれば採用される確率が高いというのが販売職の特徴です。
これは、出世しやすく要職につける可能性が高いからです。
人材の回転が早い職種は定着率が低いので、仕事で成果を出し続ければ一気に昇格もあります。
大企業だと、周りが優秀な人材だらけなので、努力しても出世できる人は一握り。
勝てるフィールドで努力した方が効率良いので、販売職で勝負するというのもおすすめです。
実力次第で大きく稼げる
業界や企業によって異なりますが、販売実績によって大きなインセンティブを得られます。
営業職でもインセンティブで稼げますが、場合によっては販売職の方が爆発力があります。
例えばですが、以下のような販売職がインセンティブが高い代表です。
不動産賃貸
生命保険の販売員
インターネットの通信販売
個人の実績に応じて、大きな成果給が設定されていることが多いのがこの3つです。
もちろん努力は必要ですが、年収1000万円以上を稼ぐことも十分可能な仕事です。
実際、私の知り合いの生命保険販売員は「年収1億」を超えています。
超激務だと言ってましたが、年収1億稼げるなら短期集中で頑張るのもアリだと思います。
注意ポイント
販売職の場合、インセンティブが大きな仕事は基本給が低いです。成果を出せなかった時のリスクも考慮して、転職すべきか判断することをおすすめします。
ITエンジニア職
ITエンジニア職がおすすめな理由
将来的に人材不足が続く
他と比べて平均年収が高い
リモートワークしやすい
起業・独立しやすい
将来的に人材不足が続く
ITエンジニア職をおすすめする1つ目の理由は、将来的にずっと人材不足が続く職種だからです。
これは政府が公式データとして発表されているので、こちらをご覧ください。
市場規模>供給人材がずっと続くらしく、しかもその差は拡大していくとのこと。
なので、未経験人材でも採用されやすくなっていますし、今後も安定した職種となるでしょう。
漠然とこんな印象をお持ちの方もいると思いますが、確かに営業職より未経験のハードルは高いです。
知識やマニュアルのない世界に営業職に比べて、ITエンジニアは知識と経験がないと仕事ができません。
なので、未経験で転職する際はきちんと事前準備が必要になってきます(ここは後述します)
ただ逆に言えば、知識や経験を積み上げればとても重宝される職種とも言い換えられます。
将来を見据えて職種を選ぶなら、ITエンジニアはとても賢い選択だと私は思います。
他と比べて平均年収が高い
ITエンジニア職の最大の魅力は、年収が非常に高いという点です。
人材不足という背景もあるのですが、リモート・IT化の普及によって人材価値が急騰しています。
2021年版の平均年収ランキングでも、マイナビ転職のHPでこのように紹介されていました。
参考:マイナビ転職「2021年版 職種別 モデル年収平均ランキング」
年収ランキング1・3・8位に「ITエンジニア職」がランクインするほど、平均年収が高いです。
未経験から大きく稼げるわけではないですが、経験積めば年収1000万円もバッチリ狙えます。
しかも営業職のような成果給ではないので、より安定した高年収を獲得できるのも魅力です。
リモートワークしやすい
ITエンジニア職の仕事はオンラインで完結するので、リモートワークが可能です。
対面で仕事する必要がない職種なので、スキルと経験が身につけばフルリモートも夢じゃないです。
フルリモートなら、地元・地方・リゾート地・海外など、好きな場所で働くことができます。
人間関係や場所に縛られずに働きたい人にとって、ITエンジニア職の働き方は最高だと思います。
注意ポイント
ITエンジニア職になっても、未経験ですぐリモートは厳しいです。将来的に独り立ちするまで努力が必要なので、その点は踏まえておきましょう。
起業・独立しやすい
ITエンジニア職は、将来的にフリーで働けるようになれます。
企業に所属するのではなく、フリーランスとして色んな企業と提携して働くスタイル。
これが出来るレベルになると、企業に雇われず年収1500万円以上を稼ぐことも可能になります。
スキルも経験もない状態だともちろん不安定ですが、経験豊富なITエンジニア職はそんなことないです。
というのも、もともと所属していた企業での仕事を、業務委託に切り替えて独立することが多いからです。
仕事ゼロの状態ではなく、すでに仕事がある状態で独立できるのは精神的にも安心ですよね。
ITエンジニア職の高いハードル
ITエンジニア職はとても魅力的な職種ですが、未経験から参入するのは結構ハードル高いです。
知識や経験が必要な仕事なので、何も知らないとなかなか採用してもらえないのが現実です。
これは20代と30代で異なっていて、以下の対策をする必要があるでしょう。
20代:未経験でも可能性あり。プログラミングや業界知識は必要
30代:未経験は厳しい。プログラミングスクール活用必須
20代なら、未経験OKのITエンジニア職に積極的に応募していくと良いでしょう。
仕事の実践で覚えるのが一番良いので、独学やスクールに通わなくてもいいのではないでしょうか。
30代は年齢的な問題もあるので、未経験の人はプログラミングスクール必須でしょう。
独学でも良いですが、効率が悪いのでスクールに通って基礎を学ぶことをおすすめします。
なお、未経験におすすめの転職エージェントとプログラミングスクールは以下のとおりです。
プログラミングのスキル習得から転職支援まで、幅広く支援してくれるサービスなので必見です。
未経験のITエンジニア職向けサービス
GEEK JOBキャンプ:業界未経験から最短1ヶ月で学習・転職できるプログラミングスクール。
GEEKLY:IT・WEB・ゲーム業界に特化した転職エージェント。
リクルートエージェント:エンジニア職の求人数No.1を誇る大手転職エージェント。
doda:サービス内容やフォロー体制が充実している大手転職エージェント。
その他、ITエンジニア職以外で転職したいという人はこちらをご覧ください。
4回の転職活動を経験した私が、実際に使って良かった転職サービスをまとめています。
【厳選】転職で役立ったおすすめエージェント6選とサービス3選
まとめ
以上、大企業から未経験で転職するのにおすすめの3つの職種について、紹介してきました。
経験がなくても活躍でき、さらに高年収や役職も狙える職種なので、個人的に超おすすめです。
ぜひ参考にしていただき、大企業からの転職で充実したビジネスライフを送って欲しいと思います。
では最後に、おさらいをしておきましょう。
大企業から未経験で挑戦をおすすめする職種
営業職
- マニュアルや知識が不要
- 誰でも成果を出しやすい
- コミュ力を鍛えられる
- インセンティブ制度がある
販売職
- 知識や経験が不要
- 人手不足の業界が多い
- 実力次第で大きく稼げる
ITエンジニア職
- 将来的に人材不足が続く
- 他と比べて平均年収が高い
- リモートワークしやすい
- 起業・独立しやすい
私自身、28歳で大企業を勢いで辞めてから、販売職・営業職を経験してきました。
おかげで年収1000万円を超えることができ、右肩上がりのキャリアを作ることができています。
大手人材は優秀なので、未経験からでも十分活躍できますから、思い切った挑戦をおすすめします。