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大企業出身者は転職で有利ってホント?
逆に大企業出身者の不利な要素は?
大企業から転職した人の生の声を聞きたい!
この記事では、上記の悩みや疑問を解決するような内容になっています。
記事を読むことで、あなたは大企業出身者として有利に転職を進める方法を知ることができます。
実際、私自身は石油最大手ENEOSを28歳で退職し、転職した経験を持っています。
当時の転職活動で感じたこと、成功に必要な要素だと思ったことを中心にご紹介していきます。
目次
大企業出身者が転職で有利な4つのポイント
まず最初に、大企業出身者が転職で本当に有利なのかどうかについて。
結論からお伝えすると、確かに有利に働くが採用されるかどうかは実力勝負ということです。
ここでは、大企業出身者がなぜ有利に働くのかを4つのポイントに分けて解説したいと思います。
大企業出身者が転職で有利な4つの理由
- ポテンシャルの評価が高い
- スケールの大きな業務経験
- 完成形を知っている
- 転職先の選択肢が広い
ポテンシャルの評価が高い
大企業出身者が転職で有利な最大の理由は、ポテンシャルの評価が高いからです。
なぜなら、大手社員=優秀な人材と思われているからで、書類選考の通過率がグンと高くなります。
世間では、大企業に就職できる人はエリートであるという認識が強い証拠ですね。
例えば、あなたがベンチャーの社長だったとして、人材を募集していたとしましょう。
そこに三菱商事の若手社員が応募してきたとしたら、どうしますか?
「三菱商事?なんでウチの会社に!?とりあえず会ってみよう!」となりませんか?
このように、会社のブランドは大きなプラス評価に繋がるわけなんですね。
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ただし、勘違いしてはいけないのは、転職面談以降は実力勝負ということです。
書類選考は有利だとしても、面談以降はフラットに評価されるので油断は禁物。
大企業の看板に頼ることなく、実力で転職活動していく気持ちがとても大事です。
スケールの大きな業務経験
規模の大きな仕事を経験してきたという点が、転職時にプラス評価となるケースが多いです。
なぜなら、仕事の規模=責任感の大きさと考える人が多く、魅力的な人材に見えるからです。
私自身、石油会社で物流業務を担当していた際、年間50億円規模の仕事をやっていました。
大企業にいると何も凄いとは思いませんでしたが、担当レベルでこの規模の仕事は大企業ならでは。
大きな金額を動かしていた経験というのは、転職時の肩書として効力を発揮すると考えています。
注意
仕事のスケールは、アピールしすぎると自慢になるので控えめに。
誇張すると逆効果になってしまうので、職務経歴書にサラッと書く程度でOKです。
完成形を知っている
中小ベンチャーが目指すべき姿、つまり大企業の情報を持っているのは有利になります。
なぜ大企業の情報が貴重かというと、企業の問題点を浮き彫りにできるからです。
大企業の組織編成・資料作成・社内規程・福利厚生などは、全てが洗練されています。
一方、中小ベンチャーは未完成の状態であり、今後時間をかけて改善していく必要があります。
完成形とのギャップを知っていれば、何をどう改善すべきか把握できるので、動きやすいと言えます。
完成形を知っている社員が社内にいれば、社長も心強いこと間違いなしですよね。
選択肢の幅が広い
これは少し視点が異なるのですが、大企業出身者は転職先の選択肢がかなり広いです。
かなりシンプルに表現するなら、こんな感じでしょう。
大企業出身者→全領域
中小ベンチャー→中小ベンチャー
専門職→専門領域の職種
特に大企業の総合職の人なら、専門領域もないので転職先は360°どこでも開かれています。
つまり、自分の今後のキャリアを自由に選択できるので、かなり有利な立場にあると言えます。
ちなみに中小ベンチャー出身の人は、大企業へ転職するのはかなりハードルが高く難しいです。
せっかく掴んだ有利な立場なので、慎重かつ自分の気持ちに正直に転職先を選びましょうね。
大企業出身者が転職で不利になる4つの要素
一方、大企業出身でも不利に働くようなポイントもいくつかあります。
不利になるポイントも把握することで、より転職の成功率が高まるのでチェックしてくださいね。
大企業出身者が転職で不利なポイント
- プライドが高い
- 積極性に欠ける
- 気が利かない
- 専門知識がない
プライドが高い
大企業出身者は、エリートゆえにプライドが高いと思われる可能性が高いです。
優秀な大学・企業と歩んできた人は、知らず知らずのうちに鼻が高くなっちゃうものです。
ここで最も意識すべきは、中小ベンチャーを見下した態度を取らないことです。
大企業で働いてきた自負が強い人ほど言動に出るので、特に意識して注意すべきです。
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私のオススメは「専門知識はないけど、何でもやります」という姿勢です。
実際、大企業の総合職は専門領域を持っていない人が多いので、変に語りすぎないこと。
あくまでゼロからの挑戦というスタンスで、転職活動をやっていくと良いでしょう。
積極性に欠ける
自ら考えて行動に起こしていく、という積極性が欠けるのではと思われる危険があります。
なぜなら、大企業は上司から与えられた仕事をこなす、受身の仕事が中心だからです。
大企業の仕事→既存のタスクを早くこなす
中小ベンチャーの仕事→新しい仕事を作り出しこなす
中小ベンチャーは大企業とは異なり、自分で考えて行動していく力が求められます。
転職先の選考時には、意識的に積極性をアピールするとより良い効果が得られやすいでしょう。
気が利かない
お役所仕事のように、自分の担当以外はやらないのでは?と疑われます。
なぜなら、大企業は役割分担が明確なため、担当を超えて仕事をする文化がないからです。
私も過去にベンチャーに転職した際、営業だけでなくマーケティングや経理もやっていました。
率先して「自分がやりますよ!」という気の利く発言と行動ができるか、ここが重視されます。
注意
お節介者や口出しマンと思われるのは逆効果です。
率先垂範を意識した行動が好まれるので、気が利く人材という印象を与える意識を。
専門領域がない
これは仕方がないのですが、大企業出身者は基本的に専門知識と経験がありません。
なぜなら、大企業は専門職ではなく総合職採用がほとんどだからです。
大企業は、入社後に人事・総務・経理・営業など会社の都合で配属が決まるルールですから。
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専門領域を持っていないのはどうしようもないので、将来的なビジョンを描いて語ることが大事。
転職してどんなキャリアを作りたいのか、どんな人物を目指すのかを伝える必要があります。
ここがしっかりしていれば、専門領域を持っていなくても不利にはならないと思います。
以上、大企業出身者が転職で不利になりそうな4つのポイントをご紹介しました。
要するに「大企業病にかかった人材は欲しくない」と思われているということです。
そのことを前提に転職活動をすれば、確実に成功率が上がるのでぜひ知っておいてください。
ちなみに、有利・不利関係なく、大企業から転職をしない方がいいタイプもいます。
このタイプは転職すると後悔する可能性が高いので、併せて事前にチェックしておきましょう。
【体験談】大企業から転職して後悔する7タイプと成功の4つの秘訣
大企業から転職した人の有利・不利に関する口コミ
では、実際に大企業から転職を経験した人の声を見てみましょう。
大企業出身という肩書きが有利もしくは不利になったのか、生の声を聞いてみてください。
大企業に入社した方が良い理由
・転職活動に有利
・福利厚生が手厚い
・有給休暇が取れる
・給料が安定している
・サービス残業がない
・教育制度が充実している
・自分がまだまだだと気づかされる— アル・カポネ (@D_gang1) October 6, 2021
錯覚資産って結構重要でメガベンチャーや有名大企業に一度所属するとそこに所属していた実績自体が将来に渡って評価されるし、次の転職でもかなりに有利になる。実力も大事だけど現実はブランドも大事
— たろ丸@キャリアコンサル (@tenche1204) May 10, 2021
一社目が大企業でネームバリューがあるとホント転職有利だよ。体感三社目くらいまでは効果ある気がしてる。気がしてるだけ。 https://t.co/oiSWW2dszd
— チベハヤちゃん@ (@kuso_proc_fox) October 11, 2021
Twitter上で調べてみると、口コミの8割が「大企業は転職に有利」とのコメントでした。
ネームバリューの威力は想像以上にあり、3社目くらいまで影響力があるとの方もいますね。
私自身も同感で、やっぱり大企業出身者は転職に強いのは間違いないと思います。
【大企業の光シリーズ⑥】
・転職時に有利
就活時に厳しい競争を勝ち抜いており優秀な人材だと判断されやすく、特に第二新卒での転職時に有利になる。加えてビッグプロジェクトの経験や大企業ならではの働き方も、重宝される場合がある。年齢を重ねると、会社名より何をしたかが重要視されるので注意。— さぶろー@戦略的キャリア構築 (@saburo_394) October 18, 2021
このツイートの後半「年齢を重ねると、会社名より何をしたか」も注目ポイントです。
20代は大企業のネームバリューを使えますが、30歳を超えたあたりからキャリア重視になります。
大企業の看板を使って転職をするなら、20代のうちが良いと言えるでしょう。
(1/2)新卒で入社した大手企業に10年以上勤めていますって聞くと、早期離職の懸念なしで転職有利っぽく見えます。ですが、30代で1社経験の人はむしろ転職活動に苦戦する方が多い。
①再現性が不明である
②カルチャーマッチするか不安
③条件のミスマッチが生じやすい
この辺りが主な理由です。— もなき(森尚樹)/24日後にカナダ🇨🇦にお引っ越し (@monakix1016) April 26, 2021
人を育てる気のない大企業に入ってしまうと、なんだかんだ5~10年くらい働いてしまって、気づいたら27~34歳だからなぁ。それから転職は不利だよね。しかも給料下がるし。
最初から中小で3年位おきに転職の方がフットワーク軽い。給料はもともと安いから、キャリアを積めれば上がる。
— でじしん (@deji_shin) April 22, 2019
これらのツイートに共通しているのは、大企業出身でも年齢が不利になり得るということ。
私が大企業を辞めたのが28歳の時でしたが、転職に有利な感覚はあったと思います。
ただもし30歳を超えていたら、看板だけでなくキャリアも必要だっただろうなと感じます。
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個人的に相談に乗って欲しいと思う方は、転職エージェントに相談が一番良いです。
転職のスペシャリストが揃ってますし、気軽に転職相談に乗ってくれるのでオススメです。
どこの転職エージェントが良いかは、こちらの記事でまとめているので必ずチェックしてください。
【厳選】転職で役立ったおすすめエージェント6選とサービス3選
まとめ
以上、大企業から転職する際の有利・不利なポイントについてまとめてみました。
体感的にも有利と感じることが多いですが、不利な点も意識しておけば鬼に金棒でしょう。
では最後に、おさらいしておきましょう。
おさらい
大企業出身者の有利な点
- ポテンシャルの評価が高い
- スケールの大きな業務経験
- 完成形を知っている
- 転職先の選択肢が広い
大企業出身者の不利な点
- プライドが高い
- 積極性に欠ける
- 気が利かない
- 専門知識がない
この点を知った上で転職活動すれば、まず間違いなく転職を成功させられるでしょう。
大企業出身者の方は転職に関する知識やアンテナが低い傾向があるので、ぜひ勉強してくださいね。
その他、こちらのブログでは大企業出身者の転職に関する記事をたくさん用意しています。
ぜひ色んな情報に触れていただき、素晴らしい転職、人生を歩むきっかけにしてください!