大企業からの初転職でリクルートエージェントは有効?
リクルートを使うべき理由と注意点はなに?
リクルートエージェントでの体験談を知りたい
大手企業勤務の方が転職する際、リクルートエージェントは必要なサービスなのでしょうか。
最初に結論をお伝えすると、絶対に利用するべきエージェントであると考えています。
実際私も、過去の転職4回中3回活用しましたし、大変満足できるサービスだったと思っています。
(1回は先輩からヘッドハンティングいただいたので使っていません)
この記事では、大手勤務の人がリクルートエージェントを使うべき理由や注意点をお伝えします。
体験談も交えながら書いていますので、初転職の方は特に最後まで読んでいただければと思います。
目次
【一般論】リクルートエージェントが転職時に利用マストな理由
リクルートエージェントを利用すべき理由
- 転職業界No.1の求人数、案件10万社以上
- 主要都市や地方の求人もしっかりとカバー
- 担当者の質やサービス満足度が高い
大企業に限らずですが、そもそも転職活動をする人はリクルートエージェントを利用するべきです。
その理由はとても明確で、ベンチャーから大手企業までのほぼ全ての求人を取り扱っているからです。
例えるなら「高島屋」や「大丸」のような、何でも取り扱っている総合デパートのような存在です。
転職活動するなら、とりあえずリクルートエージェントで相談くらいの感覚で良いでしょう。
他社のエージェントは、取り扱い案件が少なかったり業界や職種が偏っていケースが多いです。
東京都内限定・ベンチャー専門・エンジニア専門など、一部に特化したエージェントがほとんど。
もちろん利用してもOKですが、リクルートエージェントとの併用が良いでしょう。
大企業から転職の際にリクルートを使うべき3つの理由
大企業から転職時にリクルートエージェントが良い理由
- 担当者が大企業の感覚を持っている
- 営業マンの押し売りが少ない
- 大企業からベンチャーまで幅広い選択肢を持てる
ここからは、大企業から転職を考えている方に向けてリクルートエージェントが良い理由を解説。
具体的なメリットについては、以下3つに分けて解説していこうと思います。
担当者が大企業の感覚を持っている
エージェント側の担当者はリクルートグループの社員なので、彼らも大企業社員と言えます。
似た境遇の者同士として、大企業を辞めて転職する心情を理解してもらえることは大きなメリットです。
そもそも大企業は、労働環境が非常に恵まれているので転職者自体が少ないです。
私のような経験者の声もネット上に少なく、情報不足ゆえに転職に不安を感じる人も多いのが現状。
ゆえに、リクルートエージェントの担当者は貴重な理解者となってくれるので心強いのです。
ちなみに、大企業がどれだけ労働環境に恵まれているか、私の体感ではこの7つがあります。
大企業のメリット7つ
- 経営状況が安定している
- 年収が高く徐々に上がる
- 社員研修など教育制度が充実
- 社宅や手当など福利厚生充実
- 労務管理が徹底されている
- 信用度や周りからの評価が高い
- リストラのリスクがかなり低い
大企業しか知らないと「普通では?」と思うかもですが、これらが揃っているのは稀です。
これらの好条件を手放してでも転職するべきか、アドバイスをくれるのがリクルートの良さです。
大企業社員であるリクルートエージェント担当者なら、より正確なアドバイスが期待できるでしょう。
担当者の押し売りが少ない
エージェント担当者の案件押し売りが少ないのは、安心材料の1つとして重視すべきです。
なぜ押し売りが少ないかというと、担当者のインセンティブの割合が少ない会社だからです。
これを理解するためには、転職エージェントの収益構造を理解しておく必要があります。
エージェント運営会社は、転職希望者ではなく転職先A社からの報酬で成り立っています。
したがって、担当者はより報酬が高くかつ決まりやすい会社の求人を押してくる傾向にあります。
特に大企業の社員は年収が高めなので、報酬額が大きく、カモにされる危険性がより高いと言えます。
ただし、リクルートエージェントの場合、社員自身が固定給制なので押し売りが比較的少ないです。
いい意味で、頑張っても給料は大きく上がらない仕組みなので、ゴリ押しする必要がないということ。
結果的に、転職希望者の意向に沿った優良な求人を紹介してくれることが多くなるんですね。
注意
が歩合制の転職エージェントは、身入りの大きい案件をゴリ押しする傾向あり。
自分の希望に合わない求人は断って良いですし、そんなエージェントは見限ってOKです。
大企業からベンチャーまで幅広い選択肢を持てる
先述のとおり求人数No.1なのは素晴らしいのですが、大企業社員には特に魅力的なポイントなんです。
なぜなら、大企業社員は求人数=選択肢になるからで、求人が多ければ多いほど選択肢が増えます。
中小ベンチャー社員の場合、専門性の高い仕事をしていることが多いので、転職先が限定されがち。
一方で大企業社員の場合、専門性を持っていない人が多いのでベンチャーでも大企業でも転職できます。
この立場を最大限活用する意味でも、多くの選択肢を示してくれるリクルートエージェントは貴重なのです。
注意
大企業出身の人材は「人気」だと勘違いする方がいますが、そんなことはないです。
大企業出身=転職成功しやすいというわけでは決死でないので、注意しましょう。
以上、リクルートエージェントは大企業から転職する際に必ず使っておいた方が良いサービスです。
初転職の方は特にですが、まず最初に無料登録して利用しておくことをオススメします。
リクルートエージェントを使う際の3つの注意点
ここまでリクルートエージェントの良い部分を中心にお伝えしてきましたが、注意点もあります。
マイナス面もキチンと把握しておくことで、転職がより成功に近づくので必ずチェックしてください。
リクルートエージェント利用時の注意点
- 専門分野への転職には向かない
- 他のエージェント担当者と比較が必要
- 転職会議とOpenworkは必ず活用する
専門分野への転職には向かない
具体的に専門分野への転職が決まっている人は、リクルートエージェントは不向きでしょう。
そういう方は、専門領域に特化した転職エージェントを利用した方が良い求人に出会いやすいです。
例えば、分野別の転職エージェントを挙げるとこんなサービスがあります。
分野別の転職エージェント
外資系転職:JACリクルートメント
ITエンジニア転職:レバテックキャリア
ゲーム業界転職:GEEKLY
ハイクラス転職:キャリアカーバー
20代専門転職:マイナビジョブ20's
40代以上専門転職:ルーセントドアーズ
転職したい領域が決まっていたり、年齢を絞って求人を探したい人は上記エージェントがオススメ。
記載したエージェントはあくまで一例なので、Googleで検索して専門エージェントを探してみましょう。
リクルートエージェントの場合、守備範囲が広い一方で、専門性の高い職種は少ない傾向にあります。
また担当者も専門知識を持っていないケースが多いので、的確なアドバイスも受けられないでしょう。
この点は、リクルートエージェントを利用するデメリットと言えると思います。
他のエージェントとの併用が必要
会社が優良だったとしても、自分の担当者も優秀である保証はどこにもありません。
そのリスクヘッジとして、他のエージェントも複数登録して使うようにする必要があります。
リクルートエージェントとの併用でオススメしたいのは、こちらのサービスです。
併用オススメの転職エージェント
リクルートエージェントと同じ総合転職サービスである上記3つは、併用にオススメです。
私自身、直近の転職活動は4つのエージェントを活用し、最終的にDODAに絞って転職を決めました。
色んなエージェント担当者と会い、相性や担当者の質を加味した上で1社に絞るのが得策でしょう。
転職会議とOpenworkを必ず活用する
転職活動をする際にマストアイテムになるのは、転職会議とOpenworkです。
これは、内部にいる社員もしくは元社員の口コミや評価が見られる貴重なWebサイトです。
転職エージェントだけでは内部情報まで分からないので、同時に活用するべきサービスですね。
私自身の実体験なのですが、一度ブラック企業に転職してしまい3ヶ月で退職した経験があります。
エージェント担当者イチオシの会社に入社したにも関わらず、実際の労働環境は最悪だったわけです。
違和感を感じて転職会議とOpenworkを見ると、社員による評価や口コミが最悪レベルでした。
非常に後悔した転職だったので、必ずこの2つのサービスは押さえておくことをオススメします。
まとめ
以上、大企業から転職する際にリクルートエージェントを利用すべき理由と注意点を紹介しました。
初転職なら絶対使うべきサービスなのは間違いなく、注意点も押さえておくとより成功に近づきます。
では最後に、今回の記事内容をまとめておきましょう。
まとめ
- リクルートエージェントは転職時の利用マスト
- 大企業からの転職者は特にリクルートエージェント相性◎
- 他社サービスや口コミサイトの併用も必ず行うこと
転職エージェント選びに迷ったら、とりあえずリクルートエージェントでOKという印象です。
会社・担当者・求人の量と質すべてでトップレベルなので、ぜひ有効活用してくださいね。