20代で大企業からベンチャーに転職した動機はなに?
転職してみて後悔したことを教えて欲しい!
後悔しない転職のために必要なことはなに?
大企業からベンチャーへの転職を考えている方に向けた内容の記事になっています。
この記事を読めば、ベンチャーに転職で後悔しないための心構えを学ぶことができます。
私自身、28歳の頃に勇気を出して大企業を辞め、不安と恐怖を抱えながらベンチャーへ転職した経験があります。
その体験談も踏まえて、転職時に知っておくべきことなどをお伝えしていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
ベンチャーへの転職を選択した動機
そもそも、私自身がなぜ大企業からベンチャーへの転職を志したのか。
実はきっかけがありまして、それは入社2年目に同期と飲んでいた時にふと言われた一言でした。
今となっては当たり前なんですけど、当時は「おお!!たしかにーー!!」と感動しました。
これ、24歳でモヤモヤを抱えていた自分の心にグサッと刺さったんですよね。
この頃、大企業に所属する自分に酔っていて、自分は凄いみたいな勘違いを起こしていました。
そんな自分が嫌なんだけど、大企業特有の温室状態から抜け出せない状況になっていました。
同期の一言を聞いた瞬間から「会社の看板なしで、自分の実力を試したい」と思うようになりました。
そうなると、大企業ではダメ。名もないベンチャーで勝負するしかない!という思考になりました。
大企業からベンチャーへ転職して感じた5つの後悔
では、実際にベンチャーに転職してみてどうだったのか。
ここでは、ベンチャーに転職して後悔した私の経験談をまとめてみたいと思います。
年収が減った
これは結構見落としがちなんですけど、ベンチャーに転職すると一時的に年収が減ります。
契約内容によるので全ての転職がそうとは限らないですが、私の場合は年収がガクッと下がりました。
これは2つの理由があって、資金力と実力不足というものです。
資金力:利益が少ないので給料も低い
実力不足:自分で稼ぐ実力がない
資金力については簡単で、大企業よりも圧倒的にお金がないので給料も低くなりがちです。
大企業は先人たちが事業を築いてくれたため、大きな利益を自分も享受できているのです。
ただし、もしベンチャーで自分が大きな利益を上げられるなら年収は爆発的に伸びます。
厳しい話ですが、その実力がないために年収が下がってしまうと言うことができてしまいます。
大企業出身者は新しい事業を作るスキルは持っていないので、最初は年収は低くなるでしょう。
私の場合、年収下がったのに生活水準を変えなかったので、お金がカツカツで苦労したのを覚えています。
大企業からベンチャーに転職するなら、ある程度の貯蓄と金銭管理にはシビアになることをオススメします。
注意ポイント
もしベンチャーで大活躍すれば、年収はV字回復する可能性もあります。私の体験談は「大企業から転職で年収200万円下がる→V字回復した体験談と4つの秘訣」で紹介しています。
大企業での消化不良感
大企業を6年目で辞めてから思ったのが、大企業で100%やり切った感がなかったことです。
私は3年間の人事業務、2年8ヶ月間の物流業務をやったのですが、築いた実績は全くなかったです。
そこそこ頑張ってはいたと思うのですが、やり切った感はなく消化不良のまま退職したのは後悔です。
ベンチャーに転職した後悔というより、大企業を中途半端に辞めることの後悔かなと思います。
大企業って、初めて役職につけるのが30歳くらいですから、20代で実績がないのは仕方ないですけど。
それでも、与えられた仕事を完全にやり切ったと言えるほどではなく、そこが心残りでしたね。
こう感じてしまう人もいるかもしれませんが、そうとも言えないです。
大企業で実績を上げられるのは30歳以降なので、転職の適齢期を逃してしまう恐れがあります。
要するに「気持ちの問題」で、達成感を感じてから辞めた方がいいですよということです。
3年早く転職できていた
これもベンチャーへの転職の後悔というより、転職のタイミングに対する後悔ですね。
20代の10年って、人生の中で最も重要な期間であり、一番成長できるタイミングだと思うんです。
それなのに、私が悩んだ末に転職を決断したのは28歳のときでした。
そもそも大企業を辞めようかと考え始めたのは、25歳の時でした。
そこから3年間悩みに悩んでしまったのですが、貴重な20代の3年間行動できなかったのは後悔。
ツイートもしたのですが、20代はやりたいことを全部やってみるのが正解だと思うんです。
20代が大事!20代が大事!
ずっと言われてきたけど、本当だった。極論、20代はやりたいことは全部挑戦すればいい。全部失敗したとしても、30代で一気にそれが開花する。
本当の失敗とは、20代で何も動かないこと。その時は失敗と分からないけど、30代からの伸びしろはない。
20代よ、とにかく動け!
— もーりー@V字キャリア論 (@Mouri85T) November 18, 2018
大手企業の場合、3年勤務すれば基礎能力のある立派なビジネスマンになれます。
なので、もっと早く転職できていればな〜というのが、少しばかり後悔しています。
海外研修を積極的に受講すべきだった
大企業の一番良いところは、社員研修に莫大なコストをかけてくれるところです。
この研修制度をもっと活用して、ベンチャーでは到底不可能な海外研修に行けばよかったなと思います。
大企業というのは、そもそも終身雇用を前提とした人材採用をやっています。
したがって、人材育成に莫大なコストをかけるので、社員研修にかなりお金をかけてくれるのです。
20代のうちに研修制度を活用しまくってから辞めれば良かったな〜と思いました。
ちなみに気づかない人が多いんですけど、大企業って20代しか転職市場の価値ないんですよ。
高学歴のエリート人材なので素材は良いんですが、大企業病によって成長が止まってしまいます。
30歳を迎える頃には、ベンチャーでバリバリやってきた人材の方が実力で勝るようになるんです。
このあたりは【経験談】大企業社員は20代しか市場価値がない疑惑は真実だったという記事にも詳しく書いているので、読んでみてください。
優秀な転職エージェントを選択すべきだった
転職に関する知識もなかったので、2社目は知り合いの紹介でサッと不動産会社に転職しました。
今思い返せば、優秀な転職エージェントを活用すればより好条件の職場と出会えていたと思います。
転職エージェントは転職のプロなので、年収やポジションなどを頑張って交渉してくれるからです。
私の転職条件は「社長の一声」で決まったのですが、エージェントを使ってなかったので交渉余地なし。
どこでも良いからベンチャーで働きたい!と思っていたので仕方ないですが、少し後悔しています。
大企業から転職するなら、以下のエージェントがオススメです。
大企業人材におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント:転職業界No.1。圧倒的な求人数と質を誇るエージェント。
doda:サービス内容やフォロー体制が充実している大手転職エージェント。
ビズリーチ:スカウト型タイプで企業側からオファーが届くハイクラス転職。
JACリクルートメント:外資系企業やIT企業にとても強い高年収が狙える転職エージェント。
詳しいエージェント選びについては、以下の記事で紹介していますのでご覧ください。
【厳選】転職で役立ったおすすめエージェント6選とサービス3選
結論、本気の後悔は1つもなかった
「ああしておけばよかった・・」と思ったことを中心にご紹介してきました。
ただし、大企業からベンチャーへ転職したこと自体の後悔は全くありません。
後悔があるのは、転職前にやれたことに対してであり、転職したことは100%正解でした。
確かに年収下がったし、大企業での実績は作れなかったし、研修制度も活用しておけばよかったです。
でも、大企業から脱出したことで、幸福度が上がり、自己成長できたので大成功だったと思っています。
28歳のあの時、転職にビビって大企業に残っていたらと思うと、ゾッとしてしまいます笑。
もしあなたが、ベンチャーへの転職に恐怖感を抱いているのならそれは幻想です。
そもそも挑戦してみないと分からないですし、やらなかった後悔ほど辛いものはないですから。
大企業が安泰なんて時代はとっくの昔に終わっていますし、サクサクベンチャーへ行くべきですね。
この記事が、あなたの背中を押してあげられる手助けになれば幸いです。