大企業社員は20代しか市場価値がないってホント?
転職の適切なタイミングっていつ頃??
オススメの転職エージェントを教えて!
上記のような疑問を抱えている人に向けて、詳しく記事にしています。
この記事を読めば、大企業社員が転職市場でどう評価されているか理解することができます。
私自身、石油会社に就職後28歳でベンチャー企業に転職したのをきっかけに、外から見た大企業社員の価値や評価を知ることができました。
将来的に転職したい!と考えている大企業社員の方は必見ですので、最後まで読んでください。
目次
大企業社員の市場価値が低い3つの理由
悲報なんですが、大企業の社員って優秀な人材が多い割に市場価値が意外と低いと感じます。
高学歴かつ頭の回転が速いのに、なぜ大企業社員は市場価値が低くなってしまうのでしょうか。
ここでは、その理由を3つご紹介したいと思います。
大企業社員の市場価値が低い3つの理由
- 求められる能力が違う
- アピールできる技術が身につかない
- プライドが高い
求められる能力が違う
大企業の社員が持つ能力と、大企業以外の会社が求める能力が異なるのが大きな理由です。
時代の変化のスピードが年々上がっている中で、安定思考の人材は求められていないのです。
転職エージェントdodaが発表している、企業が求める人物像のランキングをご覧ください。
このアンケート結果のTOP3すべてが、大企業社員に欠けている要素だと感じています。
それぞれの項目について、大企業社員の実態は以下のとおりです。
積極性:上司から与えられた担当・仕事を淡々とこなす
柔軟性:新規ではなく既存の仕事を重視して取り組む
外向性:社外ではなく社内の同僚とばかり繋がる
1990年頃のバブル期なら、大企業で真面目に働くだけの安定思考型で全然オッケーでした。
現代は経済が停滞しているので、新しいことに挑戦して現状打破できる人材が求められています。
個人事業主やフリーランスが近年増加しているのは、このような背景があるからです。
大企業社員は確かに頭がいいんですけど、仕事が事務的なので積極性や柔軟性が身につきにくいです。
20代なら取り返しつきますが、30歳を超えると思考が固まってしまうので危険信号が灯ります。
大企業は長く働けば働くほど市場価値が下がってしまうことを知っておいてくださいね。
アピールできる技術が身につかない
将来手に職をつけられるようなスキルは、残念ながら大企業では身につきません。
なぜなら、部署異動や転勤が多くて1つの領域を極めることができないからです。
それゆえに、転職市場で自己アピールする武器がなく採用されにくくなってしまうのです。
(人事・経理・エンジニアなど専門領域のスペシャリストは別です)
例えば私のケースですが、5年8ヶ月の大企業勤めの間にこれだけ異動がありました。
大企業時代の異動歴
1年目:山口県人事総務部で労務管理担当
2年目:東京本社人事部へ異動、労務管理担当
3年目:同じく本社人事部で海外人事担当へ変更
4年目:物流部へ異動、コンテナの運用管理
5年目:同じく物流部で生産管理担当へ変更
大企業の仕事はほぼ完成されているものがほとんどなので、専門性がなくてもこなせます。
そういう意味では、全く別の部署に異動しても滞りなく仕事ができるというメリットがあります。
しかしながら、専門スキルが身につかないため、自分が将来進むべき方向性を見失います。
私の経歴を見ていただければ分かると思いますが、他社が欲しいと思う経歴には思えませんよね。
しかも自分が望んだ部署でもなかったので、なかなか悲惨な経歴だよなと今も感じます。
プライドが高い
大企業社員は、頭脳明晰である一方でプライドが高い傾向があり、敬遠される可能性があります。
なぜなら、プライドが高いと独善的になりやすく、同僚と不協和音を起こすリスクがあるからです。
自分はあの有名な○○商事出身だからね。
高学歴メンバーの中で鍛えられた自信がある。
大企業出身ならどこでも活躍できるだろう。
知らず知らずのうちに、このような考えを持ってしまうのが大企業社員。
20代ならこの思考に染まっていない人も多いですが、長く働けば働くほどプライドが高くなります。
私自身、大企業を辞めて転職したとき、プライドが高すぎて社内でかなり煙たがられました笑
幸運にも自分でマズイと気づいて改善できましたが、大企業特有のプライドは転職時に苦労します。
このようなリスクを考慮して、ベンチャー出身の人材を優先して採用先する企業も多いんですよね。
ちなみに、大企業出身の社員には転職に有利な点と不利な点がそれぞれあります。
将来的に転職活動をされる方は絶対に知っておくべきポイントなので、こちらも読んでおきましょう。
【体験談】大企業出身者は転職に有利か不利かを詳しく解説してみた
大企業社員の適切な転職タイミング2つ
じゃあ大企業社員の市場価値はいつ頃が高いかというと、入社3年以内か30歳前後だと言えます。
なぜこのタイミングなのか、以下にて簡単に解説していきます。
入社3年目あたり
3年目くらいの若手社員は、社会人の基礎ができていてかつ仕事のエネルギーも高くて好まれます。
一番伸び代があるこの世代は、大企業社員の中でも最も需要があると言えます。
そもそも大企業以外の中小ベンチャーは、頭脳ではなく行動力を重視するケースが多い。
なぜなら、人件費に割けるコストが少ないからで、バリバリ働いてくれる人を好むわけです。
大企業の若手社員なら、行動力に加えて頭脳も持ち合わせている可能性が高いので需要があります。
入社3年目くらいだとまだ20代中盤ですから、専門性なくても全く問題ないです。
となれば、大企業できっちり育成された人材は優位性を持つことができます。
ビジネスマナー・文書作成・言葉遣い、さらには海外実地研修など。
ベンチャー企業にはない貴重な研修を経験しているため、基礎能力も高いです。
ベストタイミングは入社3年目あたりなので、転職を考えている大企業社員の方は参考にしてください。
30歳前後
入社3年目ではなく30歳前後になると、即戦力もしくは企業の幹部候補として需要が高まります。
社会人歴も長くなり、将来マネジメントを任せられる人材として重宝されるのがこの年齢。
この年齢になると、ポテンシャルではなくキャリアや経歴をかなり重視されるようになります。
したがって、大企業といえどある程度の専門性やスキルを持っていないと厳しくなってきます。
30歳前後は市場価値として高いものの、自分の武器がある人に限られるとも言えるでしょう。
大企業社員が持つべき武器候補は2つあって、それは「業界」と「業種」です。
例えば私の場合、もともと石油業界にいたので、エネルギー業界という経歴は1つの武器。
近年再生可能エネルギーが話題なので、太陽光・風力・火力関連の企業から好まれます。
エネルギーベンチャーも非常に勢いありますし、同じ業界内での需要はかなり高いです。
また業種に関しては、法人営業・人事・経理・研究開発などでの経験を武器にできます。
ただ大企業だと、能動的に動いて作り出した成果が見えにくいので、スキル不足は否めません。
その場合、私のように「営業分野で実力を試したい」など前向きな動機として活用すると良いでしょう。
大企業社員オススメの転職エージェント3選
市場価値の高い大企業社員が転職する際、転職エージェントの選択を間違ってしまうと水の泡。
そこで、大企業社員が活用したほうが良い転職エージェントを3つご紹介したいと思います。
大企業社員にオススメのエージェント3選
- doda
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
doda
dodaの特徴
- 大手企業の安心感がある
- 求人の量や質は業界トップレベル
- 親近感があり担当者の質も高い
- 仕事にスピード感があり短期集中できる
最もオススメしたいのは、転職業界大手パーソルキャリアが運営しているdodaです。
求人の量・質、担当者のレベル、安心感など、トータルで考えると私の中でNo.1です。
実際dodaで何度か転職を決めたこともありますし、どんな転職でも対応してくれます。
特に感じたのは、担当者の方がフレンドリーなので非常に相談しやすいということ。
仕事も真面目に取り組んでくれますし、迷ったり悩んだときには力になってくれます。
担当者とは長期的な関係を築けるので、まず最初に登録すべき転職エージェントです。
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ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- ハイキャリア転職に特化している
- MG職以上の求人がかなり多い
- ヘッドハンターからオファーが届く
- 役員クラスから直接スカウトが届く
dodaと併用すべきなのが、年収500万円以上の方に特化したビズリーチです。
大企業社員と相性の良いハイキャリア転職に強いので、質の高い求人に出会うことができます。
20代中盤だと少し早すぎるかもしれませんが、30歳前後の大企業社員にはピッタリでしょう。
dodaで幅広い求人を見つつ、ビズリーチでハイクラスの求人を探すというスタンスがオススメ。
スカウト機能もあるので、ヘッドハンターから良い求人を紹介してくれるのも非常に嬉しいですよ。
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JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
- 外資系企業にかなり特化しており求人が豊富
- ビズリーチよりさらにハイクラスな人材向け
- 各業界でプロの担当者が在籍している
外資系企業への転職なら、JACリクルートメントは絶対に押さえておくべきです。
また高年収のスタートアップ、ベンチャー企業もあり、キャリアアップに適したエージェントです。
こちらも単独ではなく、dodaやビズリーチと併用するのが良いと思います。
私もJACリクルートメントを使っていたのですが、担当者は知識も経験も豊富です。
ハイクラス人材向けサービスなので、とても丁寧に進めてくれる優良エージェント。
外資系・高年収が転職のキーワードだという方は、必ず登録して相談してみてくださいね。
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以上、大企業から転職する際にオススメのエージェントを3つご紹介しました。
それ以外にも、転職シーン別で便利なエージェントがあるので、ぜひこちらもチェックください。
【厳選】転職で役立ったおすすめエージェント6選とサービス3選
まとめ
以上、大企業社員は20代しか市場価値がない理由とオススメの転職時期を解説してきました。
専門性が身につかないため、年齢を重ねるごとに市場価値が低下することを知っておきましょう。
「一生この会社で働き続ける気はない」という人は、20代のうちに転職しちゃうのが賢明です。
では最後に、おさらいしておきましょう。
まとめ
大企業社員の市場価値が低い3つの理由
- 求められる能力が違う
- アピールできる技術が身につかない
- プライドが高い
大企業社員の適切な転職タイミング2つ
- 入社3年目あたり
- 30歳前後
大企業社員オススメの転職エージェント3選
- doda
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
私自身、大企業から28歳でベンチャーに転職して人生が180度好転しました。
20代で決断して本当によかったと思いますし、あのとき転職してなかったらと思うとゾッとします。
もし大企業が窮屈に感じていたり、伸び伸びと働けていないと感じているのなら、転職すべきです。
この記事が少しでもあなたの役に立てたら嬉しいなと思います!