石油業界ってどんな人が多いの?
石油業界に就職する人の特徴は?
実際の就活体験談を聞きたい!
こんな疑問を持っている人の悩みを解決できる記事となっています。
この記事を読めば、石油業界の内情や就活方法が分かるので、就活を有利に進めることができます。
私自身、もともとENEOS(当時は新日本石油)に内定をもらって就職し、2年目から人事・採用も担当していた経験があります。
学生目線での就活対策から、人事目線での内定獲得ノウハウまでお伝えすることができまので、ぜひじっくり読み込んでくださいね。
目次
石油業界の社風や人物の3つの特徴
高年収で有名な石油業界ですが、就活に関する情報が少ない傾向があります。
私も就活生だったとき、OB訪問でも石油業界で働いている人に会ったことがなくて不思議でした。
ここでは、石油業界の社風や人物の特徴などを3つお伝えしていこうと思います。
石油業界の社風や人物
- 高学歴がかなり多い
- 少数精鋭の集団である
- 男性社会である
高学歴がかなり多い
私が入社して一番最初に思ったのが、高学歴の人がかなり多いということです。
大企業=高学歴は当たり前なんですが、ENEOSに限っては特に高学歴人材が多かったです。
具体的には、このような感じでした。
ENEOSの学歴分布
1位:早稲田大・慶応大
2位:東大・京大・阪大
3位:東北大・一橋大
その他:北大・東工大・名大・神大・九州大・明治大
あくまで2000年代後半の実績なので、割合や顔ぶれは多少変わっているかもしれません。
早稲田・慶応を筆頭に、上記の出身大学で9割以上を占めていたのを覚えています。
ちなみに神戸大出身の私は、先輩を見ても数少ない地方大学出身者扱いでした笑。
ただ最近は学歴も多様化し始めていて、ICUや地方大学からも採用しているそうです。
ある程度の学歴は求められるとは思いますが、光るものがあれば内定も獲得できるでしょう。
詳しい内情までは分かりませんが、私の感覚で言えば足切りはあると思っています。
もちろんENEOSに限った話ですが、高学歴への偏りが強いのでラインは引いているでしょう。
ちなみに私の同期では唯一MARCH出身者がいましたが、特別優秀なヤツだったのでクリアできたそう。
ただ出光興産や昭和シェル石油の知り合いは、特別高学歴の人ばかりではありませんでした。
ENEOSは学歴主義が強く、それ以外の石油会社はさほど重視していないと言えるでしょう。
少数精鋭の集団である
石油業界というのは、少数精鋭の社員で事業展開している業界です。
なぜ少数でやっているのかというと、業界の収益構造が完成されていて人がいらないからです。
まず売上に関して言えば、2022年時点でENEOSは日本で11位にランクインしています。
石油は売上規模がとても大きいので、大手メーカー・商社と同じくらい大きな金額になります。
巨大企業のイメージがあるソフトバンクよりも大きいので、相当な売上を誇っているのが現状です。
商品は石油製品がすでに揃っていて、LPG・ガソリン・灯油・重油・軽油などが主力です。
これらの商品の販売プロセスは全て完全機械化されているので、最小限の人員で運営可能。
少ない人数で大きな売上を上げることができるので「少数精鋭」となっているわけです。
ちなみに、先日こんな記事を見つけて驚きました。
ネット情報によれば、石油業界は入社難易度1位なんだそうです。
私自身、正直なところ就活で難易度が高いと感じたことはなかったのでビックリです。
おそらくこの難易度の正体は、少数精鋭ゆえに採用枠が少ないという理由だと思われます。
私が入社した時は、同期が文系20名・理系60名でしたので、採用枠は小さかったですね。
上記のとおり、少数精鋭なのは販売プロセスが確立されていることが大きな要因です。
採用人数が他業界と違って少ないのは、こういった背景があるということを理解しておきましょう。
注意ポイント
「少数精鋭=内定獲得ムリ」ではないです。就活は会社との相性が非常に大きな要素なので、難易度ランキングの情報に惑わされない方が良いでしょう。縁のある会社なら十分内定はもらえます。[/st-kaiwa3]
男性社会である
社員の8〜9割が男性社員だったので、必然的に男性社会だと言えると思います。
私はENEOSしか知らないのですが、出光やコスモの知り合いの話を聞く限り、同じ環境でしょう。
なぜ男性社会になるかというと、現場職・技術職・研究職の採用が圧倒的に多いからです。
現場職は、全国各地にある製油所の現場作業員のことで、ほぼ100%高卒の男性社員で構成されています。
技術職・研究職は、理系大学院卒の人材が中心なので、これも男性比率が非常に高くなっています。
私が入社した時は女性の割合も増えつつありましたけど、総合職でも8割が男性の状態でした。
正直いうと、結構男くさい職場だと思います。
ただ大手企業は軒並み男性社会であることが多いので、石油業界が特別ではないとは思います。
注意ポイント
女性の採用を積極的にやっているので、2022年現在では変わっている可能性はあります。ただし、管理職以上はほぼ男性なので、男性社会が苦手な人にはオススメできません。
石油業界に就職する人の3つの特徴
私の就活経験と人事目線も踏まえて、石油業界に就職する人はどんな人かを解説します。
以下3つが特徴的な部分ですので、じっくり読んでみてください。
堅実で真面目な人
石油業界の社員の特徴で一番感じたのは、堅実で真面目な人が多いということです。
ノリが軽かったり、イケイケな人はあまりおらず、誠実で真っ直ぐなタイプがほとんどでした。
いわゆる「優等生」という印象の人が多くて、頭脳明晰な集団という感じですね。
石油業界は、体育会系の雰囲気がかなり強いかなと思います。
年功序列・縦社会・飲み会好きな人が多くて、ワイワイ盛り上がるのも大好き。
また仕事はチーム単位で行うので、個より団体で協力して進める形式が主流ですね。
社風は業界ごとにそれぞれ特徴があって、わかりやすい業界で言えば商社。
優秀な人材はもちろん多いですが、ノリが良く、フットワーク軽い人が目立ちます。
商社マンと仕事上よく飲みに行っていましたけど、隠れ家で飲んだ後は、カラオケかクラブでオール。
そういったパリピ的なノリが好きな人は、石油業界ではなく総合商社を目指した方がいいですね笑
ちなみに、大手広告代理店の友人と飲みに行ったこともありますが、商社よりノリが軽かった印象。
途中から一気コールが永遠続いていて、大学生に戻ったような感覚でカルチャーショックでした笑
そういったノリが好き!という人は、真面目な人が集う石油業界はおすすめできません。
つまり、就活面接では堅実さや真面目さをアピールした方が確実にプラスポイントになります。
聞かれたことに対して誠実に答え、礼儀正しく振る舞うことを特に強く意識したほうがいいでしょう。
明るく元気な人
どこの会社でも同じだと思いますが、石油業界は元気な人が好まれる傾向にあります。
頭脳明晰で優秀な人材よりむしろ、前向きで明るい人の方が採用されやすいことを知っておきましょう。
石油業界は平均年齢が高いので、能力より先輩から可愛がられる存在が重宝されるからです。
社内には40〜60代の大先輩方がたくさんいて、彼らと柔軟に仕事ができる能力が求めれらます。
なので、優秀さや能力よりもハキハキ元気にしゃべる人の方が採用されやすいわけなんです。
ちなみに私も学歴はそんな高くないですし、大学時代は勉強を1ミリもやりませんでした。
部活しかしてなくて、就活面接でも「勉強はまったくやっていません」と笑顔で伝えました。
その場では笑われましたが、おそらく元気と明るさと素直さを買われて採用されたんだと思います。
男社会でもストレスなく働ける人
縦社会で男性中心の会社なので、
誤解があってはいけないのですが、女性に優しい会社なので男女差別はないです。
とはいえ男性が多い職場なので、体力もメンタルもタフな人が採用される傾向です。
今はだいぶ変わっているようですが、
歓送迎会や取引先との接待以外も、仕事終わりに上司に誘われ飲むことも多かったです。
強制参加を強いられることはないのですが、
大丈夫です、正直に「お酒飲めないんです」と面接で伝えましょう!
お酒飲めない人はNG!なんていう理不尽なことはないので、心配しなくていいです。
ただお酒が好きな人が多い会社なので、こう付け加えましょう。
もし飲み会にもほとんど行ってない人でも、とりあえず明るく元気にこう言いましょう。
元気で明るい人が好きな会社なので、きっと良い結果に結びつくんじゃないかと思います(^^)
以上、いかがだったでしょうか。
こういった職場の雰囲気に自分が合うかどうか、今一度自己分析してみてくださいね。
石油業界志望者が活用すべき2つのサービス
石油業界に就職したい人は、就活サービスを積極的に活用することをオススメします。
むしろ今の時代、就活サービスを使わないのは非常にもったいないです。
ここでは、石油業界への就職に使える2つのオススメ就活サービスを紹介したいと思います。
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスの特徴
- 大企業に入社した同じ大学のOB/OGと会える
- 同学歴なので、同じ目線でアドバイスをもらえる
- 実際に働いている人から生の声を聞くことができる
ビズリーチ・キャンパスは、ビズリーチが運営している就活マッチングサービスです。
このサービスの最大の魅力は、石油業界など大企業に入社したOB・OGと会えるところです。
就活成功に最も大事なポイントは、社会人の先輩方からたくさんアドバイスをもらうことです。
経験者からノウハウを学べば大きなプラスになりますし、しかも同じ大学のOB・OGと会って話を聞けるサービスは他にはありません。
私が就活生なら、間違いなく使うサービスNo.1だと思います。
ただし、2022年現在は以下大学に限定されているので注意が必要です。
高学歴の学生にはぴったりなサービスですので、かなりオススメです。
サービスは完全無料で活用できるので、即行動の精神で早速こちらから登録してみましょう。
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MeetsCompany
MeetsCompanyの特徴
- 年間採用イベント回数が業界No.1
- 人気企業の社長や人事と直接会って話せる
- スピーディーに内定を獲得できるチャンスあり
就活の情報収集なら、MeetsCompanyを活用するのがオススメです。
東京・名古屋・大阪・福岡をはじめ、全国各地でたくさん採用イベントが開かれています。
イベントに参加すれば、様々な企業の社長や人事担当と直接会話できるようになっています。
参加企業リストを見ると、なかなか面白い成長企業がたくさんあり、行く価値ありそうです。
さらに「ES添削」「面接対策」を無料でサポートしてくれるので、これも非常にありがたいですね。
ちなみに、企業側と意気投合すれば、面接から内定までスムーズに選考が進むこともあります。
選考に進むかどうかは自由ですが、就活の情報と経験を積むためのサービスとして超オススメです。
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ちなみに、石油業界に関係なく、大企業志望の就活生におすすめのサービスをまとめています。
意外と知られていないので活用したモノ勝ち、ぜひこちらも参考にしてくださいね。
【厳選】大企業から内定獲得できるおすすめ就活サービスと活用方法
まとめ
以上、今回は『石油業界に就職する方法』について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ENEOSでの就活経験と人事視点を踏まえて書いていますので、結構ポイントを突いていると思います。
では最後に、これまでの内容をおさらいしておきましょう。
まとめ
石油業界の社風や人物の3つの特徴
- 高学歴がかなり多い
- 少数精鋭の集団である
- 男性社会である
石油業界に就職する人の3つの特徴
- 堅実で真面目な人
- 元気な人
- 男社会でもストレスなく働ける人
石油業界志望者が活用すべき2つのサービス
- ビズリーチ・キャンパス
- MeetsCompany
石油業界は少数精鋭ゆえ、確かに就活のハードルは高いかもしれません。
ただし、上記のことを意識してきちんと対策を取れば、必ず内定を獲得できると断言します。
この記事が、みなさんの就活の手助けになれれば嬉しいです!