就活で一番大変なことといえば、自己分析じゃないでしょうか。自分の強みはなんなのか、どの部分を自己アピールすればいいのか分からない、という人はかなり多いと思います。もちろん私も、就活をしていた時は自己分析のやり方にかなり悩んでいましたし、試行錯誤しまくった記憶があります。
そこで今回は、なんだかんだで業界最大手の企業5社から内定を勝ち取った私から、深い自己分析法をお伝えしたいと思います。ネットに書かれているような型にはまったやり方ではなく、心の奥底から納得できるような独自の自己分析法を伝授できたらと思っています。
就活を成功させるための自己分析3ステップ
では、就活で内定を勝ち取るための自己分析法をお伝えしたいと思います。
これは、私自身が実際にやっていた分析法なので、ぜひ活用してもらえたら嬉しいです。
自分史をノート1冊分書く
自己分析というのは、自分自身のことを自分が理解することを言います。
自分の強みや弱み、好きなこと嫌いなこと、やりたいことやりたくないことなど、自分という存在の細かいパーツをできるだけ多く知ることで、相手にも自分の強みをアピールすることができるようになります。
じゃあまずは、あなたの内面はどういったもので構成されているのか理解しなくてはいけません。
それが一番できるのが「自分史を書く」という手法だと私は考えています。
書き方をご説明しますね。
①生まれてから今までの人生を、1年ごとに振り返る
まずはノート1冊用意して、物心ついた年齢から振り返っていきます。私の場合は3歳からスタートしましたが、記憶に残っているところからで構いません。
各1年で起こった出来事を思いつく限りノートに書き出してください。
良いこと悪いことの判断はいらないので、頭に浮かんだらそれを言語化してノートに書き出してください。そして、その出来事をどう思ったか、どう感じたか、なぜそう思ったのかなどを細かく書いてみてください。
あとできちんと整理してまとめるので、とにかく箇条書きでも文章でもどちらでもいいので、過去の記憶を思い出して書いてください。
「どんな出来事を書けばいいか分からない」という人もいるかと思うので、例をいくつか出しておきます。
・両親にひどく怒られた
・習い事をやらされて嫌だった
・学校サボってゲーセンに行って罪悪感を感じた
・部活でレギュラーを奪われ悔しかった
・テストで100点をとって嬉しかった
・初めての告白でドキドキした
・中学3年で初めて失恋して悲しかった
・仕事でミスをして、1週間へこんだ
・ネパールに海外一人旅に挑戦
このように、感情が動いた体験をノートにたくさん書いてください。そして、そのエピソードのどこで喜怒哀楽が発生して、なぜそう感じたのかを1つずつ書いてください。
かなりのハードワークですが、今まで生きてきた年数分やってください。これができれば、自己分析9割終わったも同然なので、しっかり時間をかけてやってみてくださいね。
ちなみに上記の例は、私の自己分析で実際に出てきた項目です笑。
②今の自分に大きな影響を与えた出来事をピックアップ
自分史を書き終えましたら、次のステップでは、中でも今の自分に影響を与えたと思う出来事をいくつかピックアップしてください。数はいくらでも良いですが、5〜10個ほどでいいのではないでしょうか。
良い影響、悪い影響全く気にしなくて良いので、直感で選んでいってください。選べましたら、その出来事が今の自分のどういった性格を作り出しているのか分析してください。
参考までに、私がどんな項目をピックアップしてどんな性格を作り出したかをシェアしておきますね。
・少年野球で1番打者に抜擢されて、他のチームからも誘いがくるほど活躍した。
→スポーツに自信が生まれた。スポーツやるのも観戦も好きになった。
・中学時代にあがり症を発症して、人前で話したり人と話すのが怖くなった。
→大舞台に弱い。気を使う人間になれた。相手の気持ちを察するのが得意になった。
・大学の部活でポジションリーダーになって、関西で準優勝できた。
→リーダー気質が身についた。勝者マインド。忍耐力獲得。お酒が強くなった。
☆週に5日、朝5:30に起床して、2時間かけて通学して部活をやっていた。
→継続力、忍耐力、目標達成する力が身についた。できるという自信がついた。
※就活では☆マークの部分を使って自己アピールを作った。
③自分の性格を構成する主な要素をまとめる
ここまでくれば、自分がどういった経験をしてきて、どういった性格を構築してきたのかが分かってくると思います。
最終段階では、自分の性格をまとめる作業になるのですが、分かりやすく自分のサンプルを載せおくので参考にしてくださいね。
・リーダー気質を持っている
・忍耐力がある
・継続力がある
・相手の気持ちを察するのが得意
・スポーツが好きだし得意
・お酒を飲むのが好き
・自分だったらできるという自信がある
・人当たりが良くて物腰が柔らかい
・後輩から慕われる
・朝に強い
だいたい10個くらいあれば十分だと思います。もちろん弱みを入れてもOKです。
自己分析は就活生なら誰でもやっていると思いますし、この10個の性格を出している人もたくさんいると思うんですけど、大事なのはどこまで深い分析ができているかであり、それができるのが自分史なのです。
なんとなく性格を書き出している人と、自分史をしっかり書いてから性格を分析している人では、面接での通過率は雲泥の差になります。自分史を書いていれば、自己アピールにきちんとした根拠や背景があるので、面接官から何を突っ込まれても説明できるのです。
マジで無敵になれますよ。
一言で表現できる独自のキャッチフレーズを作る
ここまでくれば、自分がどういう経験をしてきて、それによってどんな性格になったのかが理解できると思います。自己分析は、ぶっちゃけこれだけで完璧なんですけど、これだけでは就活の面接に臨むことはできません。
次のステップでは、就活の面接で必ず話す「独自のアピールポイント」を作っていきます。
前にも書いたんですけど、就活のマナーとして「アピールポイントは必ず1つだけ」というのが原則ですので、まずはそこは前提として知っておいてください。
就活の面接マナーはこれで完璧!元採用担当が教える成功のための3つのポイントとは?
では実際にアピールポイントを作ろうと思うのですが、素材は自分史で書き出した10個くらいの性格要素です。これのどれか一つをピックアップして会社の面接官にアピールすれば良いのです。
しかしがしかし、ここで注意が必要です!
ただピックアップしてアピールしても、他の就活生と被るのでNGです!
当たり前ですが、「私は忍耐力がある人間です」と言ったとしても、他の多くの人も同じことを言います。したがって、面接官からすれば全然印象に残らないので、他の就活生を圧倒することはできません。
そこで私がオススメするのは、複数の要素を組み合わせてアピールポイントを作ることです。
ここでも私の実例をご紹介しましょう。
私は大学の部活で得たものをアピールしたかったので、「忍耐力」と「継続力」と「自信がある」をアピールポイントとして使うことにしました。ただし、アピールポイントは1つが原則ですから、これをうまく一言でまとめなくてはいけません。
そこで、こんなフレーズを思いつきました。
「4年間、逆境の中で努力をし続けてきた人間です」
忍耐力=逆境、継続力=し続ける、という風に置き換えました。自信は話している態度でわかるだろうと思ったんで割愛しました。このフレーズは他の就活生もあまり使わないと思ったし、自分史に基づいていて、根拠のあるものだから説明がすごくしやすいものでした。
すべての面接でこのフレーズを使った結果、かなり成功しました。
自己アピールの文章を作って完成!
ここまでくれば、あとは文章化していくだけです。
先ほど作ったアピールポイントの背景を説明する文章を作れば、それでOKです。
説明と言っても、自分史で書き出した出来事を文章にすれば簡単にできるんですが、ここで注意点。成し遂げたことも伝えないとダメなので、最後に結果を伝えることも忘れないように!
私はこんな感じでした。
週に5日、朝5:30に起床し、2時間かけて通学して部活をやっていた。朝眠い時も、飲み会の翌日で体調悪い時もあったけど、関西で優勝するという目標を達成するために、毎日頑張った。通学片道2時間という逆境にも負けず努力し続けた結果、4年生でポジションリーダーになり、関西準優勝に導けた。
どうですか?私しか経験していない独自のアピールポイントになっていると思いませんか。
これだけ自己分析して、アピールポイントを作れれば、就活に勝ったも同然です。
自分史の書き出しとキャッチフレーズ作りをしっかりやれば、必ず面接で上手くいくでしょう。
というか、これだけしっかり作り込めば、面接で何を聞かれても無敵ですし動じませんよ。
ちなみに、赤字の部分を抜かす人が多いんですが、絶対NGです。
仕事というのは、プロセスも大事ですけど結果も同じくらい重視します。この結果がないと、ただの口だけ野郎になってしまいますので、自分の強みを生かして成し遂げたことを必ず最後に加えてください。
このとおり、自己分析にはかなりの時間と労力を要しますが、ぜひ頑張ってやってみてください!
もしわからないなどの相談があれば、お問い合わせからメッセージを送ってください。
就活はかなり無双していたので、何かしらご相談に乗れると思います。
就活で成功したいなら、プロの人事担当からアドバイスを聞け
自己分析をやって、自分をどうアピールするかを必死で考えることはとても大事なことですし、考えれば考えるほど深みが出て面接でウケがよくなるのは事実です。
しかしながら、就活生からの目線でばかり対策をしていると、足元をすくわれてしまいます。面接官からの視点も把握しておかないと、一方通行になってしまいますからね。
就活の面接マナーはこれで完璧!元採用担当が教える成功のための3つのポイントとは?
会社の面接官側の視点や、就活に関するアドバイスについては、プロの人から受けた方が良いです。
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この記事が、ぜひ就活生のみなさんの参考になれば幸いです。