総合商社ってどんな仕事なの?
五大商社の特徴や社風はどんな違いがあるの?
五大商社から内定を獲得する方法を知りたい!
こんな疑問を抱えている就活生に向けて、有益な情報をまとめました。
この記事を読めば、総合商社や五大商社に詳しくなり、自信を持って就活に望めるようになります。
私自身、就活3ヶ月で大手内定4社を獲得した実績があり、石油会社入社後は五大商社と一緒に仕事をしていたので、五大商社の社風や特徴をよく理解しています。
今回は、各社の解説をしつつ、どうやったら五大商社から内定を獲得できるかをお伝えしていこうと思います。
目次
総合商社の仕事とビジネスモデル
基本的なところからですが、商社とはどんな仕事なのかを最初に知っておきましょう。
簡単にいうと、商社とは「売りたい相手と買いたい相手の取引を仲介する仕事」です。
会社と会社の間に入って、お互いの商談を取りまとめる役割を担っています。
商社は工場や商品を持っていない会社が多いので、商品は「社員自身」となります。
その中でも、商社は総合商社と専門商社に分かれます。
専門商社:自動車・日用品・資源など、特定の分野だけを専門的に扱う会社。
総合商社:分野を特定せず、色々な分野を幅広く手がける会社。
文字どおりですが、このような違いがあります。
自分の専門や強み・特定分野に興味ある人は専門商社、商社のビジネスモデルに興味ある人は総合商社。
就活で人気があるのは総合商社ですが、専門商社も非常に面白い会社も多いのでおすすめです。
商社の魅力というのは世界中に広がる巨大な物流ネットワークです。
商社マンが世界中を飛び回って仕事しているのは、世界中に販売網を持っているからです。
物を作るメーカーではなく自分で物流を開拓する仕事なので、高いコミュニケーション力が必要になります。
五大商社の売り上げと利益比較データ
次に、五大商社それぞれの業績について紹介したいと思います。
2020年度になりますが、参考までに売上と純利益の比較データを掲載しておきます。
売上は三菱商事がトップ、次いで伊藤忠商事が2位にランクインしました。
純利益を見れば、伊藤忠商事が化学品・金融事業で躍進して4,000億円以上となりトップ。
住友商事は、インフラ・資源事業が大きく減益となり唯一の赤字となったのも注目ポイントですね。
五大商社の売上高は各社兆単位なので、企業規模としては日本を代表するクラスです。
売上や利益の波はあるものの、超安定企業なので新卒入社で狙うべきなのは間違いないでしょう。
五大商社の特徴や社風
ここからは、総合商社の中でも有名な五大商社についてお伝えしようと思います。
よく五大商社とひとくくりに言われるのですが、特徴や社風はそれぞれ異なります。
以下にて、各商社についてご紹介していこうと思います。
三菱商事
ではまずは、三菱商事からご紹介していきましょう。
三菱商事を一言で言うなら、「完璧な超人集団」と言えると思います。
学校の通知表であれば、オール5を取るタイプが三菱商事の社員という印象です。
個人的な感覚で言うと、五大商社の中で一番人材の質が高いのが三菱商事です。
人格、スキル、格好良さ、英語、スマートさ、エリート感など、全てハイレベル。
人として好感を持てますし、仕事もバリバリできますし、隙が全くないという印象です。
友人いわく、三菱商事ももちろん商社なので、夜の飲み会や合コンなんかも多いそう。
先輩との飲み会もあるし、一発芸などの催し物などを求められる「体育会」要素もあり。
ただ他の商社と比べれば、朝までクラブ・カラオケ的なはっちゃけ要素はないかな〜と思います。
三菱商事を志望するべき人というのは、自分に自信がある人だと思っています。
シュッとしていて、ピシッとしていて、思考も発言も鋭い人が向いていますね。
帰国子女だったり、強い部活出身だったり、何かアピールできる秀でたものがあれば◎。
五大商社の中でもエリート的存在でハードルは高いですが、入れば最高のブランドをゲットできます。
注意ポイント
男性なら、三菱商事に入ればめちゃくちゃモテます。それだけでも内定獲得する価値ありです。
伊藤忠商事
次に伊藤忠商事をご紹介しましょう。
伊藤忠商事を一言で言うなら、「熱くて情熱的な集団」と言えると思います。
学校で言うなら、部活をバリバリ頑張って全国を目指している人というイメージですね。
仕事でもプライベートでも、自分にストイックに努力できるタイプが伊藤忠商事。
三菱商事とちょっと重なるんですけど、三菱はエリート、伊藤忠は雑草魂という感じ。
どちらかといえば、ヤル気やエネルギーに満ち溢れたファイター的存在が多い印象ですね。
私の部活の先輩も伊藤忠商事に就職しましたが、いつもストイックに頑張っている憧れの人でした。
人に対してはすごく優しいんですけど、自分の理想や目標に対してはかなり厳しい性格でした。
男が惚れる男っていう印象が強くて、伊藤忠の人たちと飲み会やった時もかなり激しかったですね。
情熱的で努力型の人間だと自分で思う人は向いていると思うので、ぜひ志望してみてください。
三井物産
続きまして、三井物産のご紹介に移ろうと思います。
三井物産を一言で言うなら、「面白くてノリが良い集団」と言えると思います。
学校のクラスでいえば、周りを楽しませるエンターテイナー的存在といえますね。
五大商社の中でも、お笑いや宴会要素が強いのが三井物産で、人は最高に良いです。
私もよく一緒に飲みに行ってましたけど、とにかく明るくワイワイ遊ぶ!というイメージ。
接待でご飯食べに行ったあとは、カラオケかクラブに行って朝までコースなんてこともザラ。
もちろん強要されることは全くないのですが、ノリの良さはピカイチな印象でした。
仕事面でも当然バリバリやる人が多いですが、正直できる人とできない人に分かれていましたね。
どちらかといえば、能力というより性格の明るさや人の良さを重視した採用なんだと感じます。
ですから、ワイワイ楽しく仕事もプライベートも楽しみたいという人は向いていると思います。
丸紅
次に、丸紅をご紹介していこうと思います。
丸紅を一言で言うなら「控えめな性格の集団」と言えると思います。
学校で言うなら、クラスの中心集団ではなく2番手集団を率いている人というイメージですね。
誤解がないように言うと、別に目立たない内気な集団という意味ではないです。
商社マンという華やかな集団にいて、一歩引いた位置から冷静に判断する傾向があるという意味です。
住友商事と似ているのですが、商社マンというよりメーカーの営業に近い雰囲気がありますね。
そんなあなたにピッタリなのが、丸紅という会社だと思っています。
私の大学時代の友人が丸紅に就職したのですが、真面目・堅実という言葉が似合う人物でした。
コツコツと目の前の仕事を積み重ねて没頭できる人は、丸紅をおすすめしたいと思います。
住友商事
では最後に、住友商事をご紹介していきましょう。
住友商事を一言で言うなら、「バランス感覚に優れた集団」と言えると思います。
学校で言うなら、クラスの中心人物の側近で仕事ができる人というイメージですね。
住友商事は、五大商社の中でも商社マンというオーラが少なめな人が多い印象。
バランスを取りたがる人材が多いのが住友商事で、石橋を叩いて渡る傾向が強いです。
こういった人が狙うべき会社は、住友商事だと個人的には思っています。
私が会ってきた住友商事の方は、五大商社の中でも至って普通の人が多かった印象。
もちろん頭は良いし、仕事もできる人が多いのは事実ですけど、他社と比べてハードルは低め。
世渡り上手だったり、上司や先輩から好かれやすい人は向いているのでオススメです。
私の部活の先輩で住友商事に行った人たちは、周りと仲良くできる人たちばかりでした。
三菱商事・三井物産・伊藤忠商事より狙いやすい会社だと思うので、必ず押さえておきましょう。
以上、五大商社の特徴や社風をお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか。
5つの会社すべて色が違うので、自己分析を進めていく中で、自分に合った会社を選んでくださいね。
五大商社の内定獲得の3つのポイント
実際に五大商社から内定をゲットするためには、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、私の経験を踏まえてポイントをご紹介したいと思います。
内定者の出身大学データをチェック
最初に必ずやったほうが良いのは、過去の内定者の出身大学をチェックすることです。
各会社で出身大学に偏りがあるので、その傾向を見たうえで志望企業を絞ると良いです。
具体的に、五大商社の内定者データは以下のとおりです。
五大商社の内定者データ
三井物産
慶應32・早稲田27・東大18・一橋13・京大9・上智8・東京外大6
三菱商事
慶應50・東大39・早稲田29・京大13・一橋12・上智10・北大4
住友商事
慶應34・早稲田29・東大20・京大14・上智10・阪大9・一橋8
伊藤忠商事
慶應21・早稲田16・東大13・京大12・神戸大8・一橋6・阪大5
丸紅
慶應大30・早稲田21・東大13・京大9・一橋9・上智8・阪大5
※数字は内定者数
上位の大学のみ記載していますが、慶応・早稲田・東大・京大が圧倒的に多いです。
続いて一橋・上智が多いですが、ここに載っていない大学は狭き門である事を知っておきましょう。
率直にいえば、内定を獲得できる確率が低いので、第一志望にすべきではないと思います。
五大商社は「学歴フィルター」が強いと言われているので、足切りにあう可能性が高いです。
なので、大学に自信がない人は、五大商社を追いかけすぎるとショックを受けるので避けましょう。
挫折経験を武器にする自己分析
五大商社はライバルたちが猛者ぞろいなので、自己分析をめちゃくちゃ深掘りする必要があります。
そこで私がおすすめしたいのは、挫折経験を武器にする自己分析です。
部活・サークル・アルバイト・海外留学など、よくあるガクチカのテーマだけではインパクト不足。
それに加えて、自分の大きな挫折や失敗の経験から学んだことを用意しておくと良いでしょう。
総合商社は海外での挑戦的な仕事も多いので、困難に立ち向かった経験はかなり有効なのです。
具体的な方法については、別の記事で紹介しているので、ぜひ読んで見てください。
私自身、この手法で大手内定4社をゲットできたと言っても過言ではないので、おすすめですよ。
【具体例あり】挫折経験を見つけて武器にする簡単4ステップ!これで無双確定
OB・OG訪問を徹底的にやる
五大商社を攻略するポイントは、直接OBOGに聞くのが一番です。
特に、自分と同じ大学出身で五大商社ですでに働かれている方がいいと思います。
なぜ同じ出身大学の人がいいかと言うと、同じ目線で就活のアドバイスをくれるからです。
学歴によって就活生の立ち位置が異なるので、同大学のOB・OGほど貴重な意見をもらえます。
また、採用担当の方の性格や好みなどの内部事情を聞ければ、面接時の自己アピールで有利になります。
いま私が一番おすすめだと思うのが、ビズリーチ・キャンパスというサービスです。
「同大学のOB・OGで、大企業で働いている人と直接会うことができる」というサービスです。
このビズリーチ・キャンパスは、テレビCMやネット広告で有名なビズリーチが運営しています。
無料登録すると、大企業に勤める同大学の先輩をアプリ上で探して、オファーを出せる仕組み。
もちろん五大商社で働いている人もいますし、簡単に会って話を聞けるのがオススメポイント。
ビズリーチキャンパスのサービス内容を人事目線でガチ評価してみた
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まとめ
以上、五大商社のことを色んな角度からご紹介してきました。
私も知り合いの商社マンはたくさんいますが、みんな面白そうに生き生き仕事をしています。
個人的にも商社に就職するのはオススメなので、ぜひこの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
なお、就活で悩んだり迷ったりする人は就活エージェントに相談するのが一番良いです。
就活専門のプロが無料でアドバイスをくれますし、活用したモノ勝ちなのでおすすめです。
どのサービスが良いか、厳選してピックアップしているので、ぜひこちらも参照してくださいね。
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